鳥人間コンテスト会場。
琵琶湖の彦根ではなく、なんだか鵠沼海岸の砂浜ようだ。
エントリーしたフライト参加者が多い。
そこを見て回っているのが、なぜかテレビ朝日の時岡プロデュサー。
ボクは誰かを探している。
誰だか定かでないが、懐かしい顔がいっぱいある。
スポーツジムのインストラクターもいる。
肉屋のおじさんもいる。
なぜだか知らないが、材木を削っている人が多いのだ。
飛行機の最終段階の組み立てをしているらしい。
プラットフォームと名付けた飛行台の傍らに二階建てのモルタルの家がある。
ここでは大勢がエントリーをしている。
二階に上がってみると、何かがありそう、誰かが居そうな雰囲気だ。
そこには都 蝶々さんと小林亜星さんがいた。
小林亜星さんは、鳥人間コンテストの初代の司会者なので、ボクはプロデューサーとして説教を始めた。
ボクの顔が突然、老人になった。
「本番中は居眠りしないで」
「本番中はパンを食わないで」
ボクの説教の内容は、庶民感覚の持ち方についてまで及んだ。
都 蝶々さんは優しい笑顔でうなずきながら聞いている。
(鳥人間コンテストは英国のチェルシーバードマンラリーをアレンジして、ボクが企画したテレビイベントです。ただし、運営の考え方の違いから10年前に番組を降りています。)