河村シゲルの夢か現か日記

夢は自分自身で創る芸術作品、脚本・演出・セット・キャスティングなど全て1人で担当してます。「無意識の思考を意識に伝えようとしているのが夢」だと、あのフロイトが言っています。ボクは最近、夢を毎日見ています。だからもう一人の自分探しの旅のつもりで夢日記を書き続けることにしました。

2015-01-01から1ヶ月間の記事一覧

その美しき人は、陰陽師だったのだ!

薄暮の空に、不気味な雲が流れている。 見上げると、小高い崖の上に立つ人影・・・ ボクの目がズームアップする。 それは亜麻色のロングヘアーの乙女だった。 彼女の小さな唇がひらいた。 「いつかは死ぬ(死の必然性) いつ死ぬかわからない(死の偶然性) …

大人も子供も大好きな話は…これだ!

ドラマの企画を考えている。 カフェのお一人様席・・・ 他所は知らないが、東京のカフェでは、殆ど全員がパソコンや本やノートを持って勉強している。 日本の若者は、こんなに勉強が好きだったの? と、疑りたくなるくらい勉強している。 東京のカフェは図書…

ちょっとだけ、ひかえ目なこの人生がいい・・・

珍しくBarのカウンターで酒を飲んでいる。 ハイボールにはニッカがいい。 ハイボールには安い酒が似合うんだ。 だから、バーボンもいいな。 酒を無二の友としていた頃・・・ 物事の限界を知らないボクは、好きなだけ飲んでいたっけ。 酒とは、飲んでいる時は…

「お先にどうぞ」と、言える幸せ・・・

海が荒れ狂っている・・・ 凄まじい風が怪物の咆哮のように耳をつんざく。 飛び散る波が顔面にぶち当たる。 船が沈没しようとしている。 ここは、タイタニックの船上のような修羅場・・・ 人々は救命ボートで次々に脱出している。 ボートはラストの一艘にな…

あの素晴らしい時をもう一度 「沈黙は金」

やばい・・・ うける・・・ リア充・・・ テンションあがるー・・・ 壁ドン・・・ ありのままで・・・ マタハラ・・・ レジェンド・・・ ・・・・・・・・・・ ボクの前を、羽根をつけた言葉が乱舞している。 マスメディアやインターネットやSNSやスマホから…

性格なんて演じるもの…本能ではない!

今日も、ボクはボクだと思い込む・・・ なぜなら、本当は毎日、ボクは別人なのだから。 夜明け前のかはたれ時、ドーンパープルに美しく染まった東空を見つめて想う。 ボクはボクだと思い込む・・・ 心理学では、自己同一性と言うらしい。 そんな学問的な解釈…

誰かが何処かで泣いている・・・

誰かが何処かで泣いている。 路傍の花も、古枝の小鳥も・・・ みんな何処かで泣いている。 いつも通る冷たい街角・・・ 一陣の風に、ポスターが巻かれて飛んできた。 パステル色の派手なポスターに・・・ 鮮やかな想い出がよみがえる。 「求む男子・至難の旅…

旅に出た・・・しかも憧れの漂流だ・・・

なにか、いつもと違う、この感覚・・・ 浮遊感・・・ ボクには重力のストレスがない事に気がついた。 そうか、無重力ってストレスのないことなんだ。 こんな時は、旅に出よう・・・ あれ、もう旅に出ているようだ。 しかも、大海原を漂流中・・・ 子供のころ…

なぜ? 人間は最後の晩餐に拘るのだろう・・・

巨大な壁画の前に居る・・・ イタリアのヴィンチ村のレオナルドが「最後の晩餐」を描いている。 それを眺めていて、ふと想う。 人は別れに際してなぜ、食事をするのだろう・・・ 死者との別れの儀式、離婚、卒業、旅立ち・・・ 人間は、なぜ最後に飯を食うの…

ボクの心模様は、喜・怒・愛・哀・悩・・・

ボクの心の空模様? ふと、そんな想いに思考が立ち止まった。 春・夏・秋・冬・・・ 天空の空模様・・・ 喜・怒・愛・哀・悩・・・ これが、ボクの心の空模様・・・ 儒教の概念である喜・怒・哀・楽とは少し違う。 違って当然・・・ ボクは中国とは価値観も…

ボクはボクについて、あまりにも知らない・・・

「ボクは誰?」 今さらだけれど、街の雑踏を彷徨しつつ、考えている。 ボクの知っているボクは、5歳位のボクからだな・・・ でも、俯瞰で知っているだけで、リアリティはない。 そのもっと前、生れた頃からのボクをボクは知らない。 この国が戦争中だったこ…

言論の自由と行動の不自由・・・

渡りそびれたのか、冷たい小川に鴨が泳ぐ。 病葉をくわえ、虚空を見つめる。 鴨に問う・・・ 「君の夢はなあに?」 鴨は黙して語らない。 「将来の夢がないのかい?」 鴨は小さな声で呟いた。 「・・・小さい頃には、五つもあったけど・・・」 鴨が居なくな…

みずから破滅を選んだ女優の生き方・・・

暗い街灯がひとつ灯る波止場街・・・ グレーのロングコートにスカーフを巻いた女がたたずむ・・ 近くの道端には、酔った男が電柱に寄りかかり、 若い男と女は諍いをしている。 ロングショットで見ると、なんだか滑稽ないつもの風景・・・ その時、ボクの目が…

群青の海、文明の戦争が近い・・・

突然、オリエントの風に運ばれた雪が舞い散り 冬の海は群青色に染まっていく。 楽しかった海が眠っているが如く、息を潜めている。 独りたたずむボクに、その風が耳打ちする。 「戦争が近い・・」 70年余・・・ 想いを巡らせる・・・ ボクの人生は平和そのも…

一竿の風月・沈思の自由・洗心の刻を楽しむ・・・

冬の小さな青白い月が川面に映っている。 それは、せせらぎの中で時に歪み、時に散りじりに光を放つ。 川風がそっと身体をかすめて行く。 一竿の風月 ボクは釣り竿を今宵の友とし・・・ この大自然の中で、俗事から解き放たれている。 雁が三羽、鳴きながら…

人には、誰でも突然変異する可能性がある・・・

人は自分をテロリストだとは言わないだろう。 そう思ってもいない。 テロリストは、対岸に敵対する人間たちが使う呼称なのだ。 特にメディアが好んで使う。 そう決めつける。 テロリストになりたい奴などいない。 彼らは無意識・無差別・無分別ではないはず…

消滅したユートピア…人々の向かう先は・・・

緑織りなすサバンナの草木も、すでに朽ち果て・・・ 乾いた風に枯れ枝が舞い上がる。 人々の群れは、背を丸め言葉もなく砂漠を北へ向かう。 大人も子供もうつむいて一片の言葉さえない。 向かうその先に、オアシスを夢見る希望さえ感じない。 何処へ向かって…

テロリストは、ボクに銃口を向けた!

その男は、鈍色の自動小銃の銃口をボクに向けた。 『ボクを撃つのかい?』 その男は、ゆっくりと頷いてみせた。 『なぜ?』 その男は、静かに首を左右に振った。 『君にはボクを撃てない』 その男はボクを凝視した。 眼差しが優しかった。 『俺には国がない…

行く川の流れは絶えずして、しかも・・・

寒風が吹く、黄昏時の小川・・・ その流れを、じっと見つめて佇む男ひとり・・・ 鴨 長明・・・ そんな訳がない。 それは少年であった。 行く川の流れは絶えずして、しかも、もとの水にあらず 淀みに浮かぶうたかたは、かつ消えかつ結びて、 久しくとどまり…

怪獣・・・その名は「kakusa」

静かな森の中を抜けると・・・ 突然の猛烈な吹雪である。 雪の粒が目に飛び込んで痛い。 その上、台地が揺れ始めた・・・ 大地震だ。 突然、雷光が煌めき、天空が真っ赤に染まる。 火山の噴火なのだ。 大自然が、怒り狂っている。 ボクは今、なぜにこのよう…

雪中のTVロケで、思わぬハプニングが・・・

雪が降り積もる山中・・・ 積雪の中で、どっきりカメラの収録だ。 ディレクターの桂邦彦さんが雪に埋もれて身動きが出来ない。 身体中が凍傷で死にそう・・・ と言う設定。 そこへケーシー高峰さんがやってきて、驚きうろたえる・・・ ボクはそんなシーンを…

怒涛のボスポラス海峡で危機一髪!

海辺のコテージにいる。 窓から眼下に見える荒れ狂った海・・・ ボスポラス海峡だ。 なぜだかそう思う。 狭いボスポラス海峡は、波頭の彼方にイスタンブールの街並みが見える。 ボクは、その旧都コンスタンチノーブルまで行かなければならない。 それが、ボ…

72歳と72才の大いなる差異・径庭・・・

実は・・・ 羊は走るのがとても速い。 今も、大草原を72頭の羊が疾走している。 その走り方は、まるで空を翔んでいるが如く軽快だ。 飛翔しているのではなく、跳ねているのだ。 いつの間にか、ボクはその群れの中の一頭の羊になっている。 走りながら周りを…

初夢は…無我・この素晴らしき風景・・・

雑踏の中を、人々が行き交う。 ここは… 新宿駅西口の交番前広場・・・ ボクもその、群衆のひとりだから・・・ 自分の前後左右に視線を配りつつ歩く。 蠢く群衆の中で、自分の位置をキープし、 いつ生ずるかもしれない、騒乱に身構えている。 いつも、そうし…