河村シゲルの夢か現か日記

夢は自分自身で創る芸術作品、脚本・演出・セット・キャスティングなど全て1人で担当してます。「無意識の思考を意識に伝えようとしているのが夢」だと、あのフロイトが言っています。ボクは最近、夢を毎日見ています。だからもう一人の自分探しの旅のつもりで夢日記を書き続けることにしました。

2014-10-01から1ヶ月間の記事一覧

外道もまた、ひとつの生き方なんだ・・・

倉庫が連なり、重油とドブ川の匂いがする・・・ 錆びついたブイの鎖にカモメが数羽とまっている。 波止場だ。 なんだか、東映の極道の映画の舞台のようだと思っていたら・・・ ほんとうに極道たちがいた。 黒い義理服を着た集団である。 「おやっさん、言う…

人は現実と同時に虚構を生きているんだ・・・

頭の中を、様々な想いが駆け巡っている。 新しいYoutube映像企画案・・・ 放送作家志望の若者達に教えたいこと・・・ 年末のイベント演出案・・・ ボランティア・サポート・・・ 見たい映画・・・ 美味いカキフライが食べたい・・・ 格闘技の稽古に行こう・…

この匂い・・・カズさんの死んだ海・・・

伊豆半島が伊東の辺りまで、くっきりと見えている。 小田原の街なみの上空には冠雪の富士山が、天空に届いている。 箱根の連山から、左へパーンすると天城の山々が香るように美しい。 正面の海面の彼方には、大島から利島、式根島あたりまでの島影も望める。…

ボクはいったい何処にいるのだ?

上野駅の公園口改札を出た。 今年のリレーフォーライフは終わったことに気が付く。 では、ボクは何をしに来たのだろう? そうだ、北海道へ行く飛行機のチケットを買いに来たんだ。 駅の周辺を探すが、記憶の店がない。 もしかしたら、記憶そのものがないのか…

グレーブラックの細身のジーンズを履いていた、あの頃・・・

東京・銀座のすずらん通り・・・ 銀座通りから、有楽町側へ一本入った50メートル程の垢ぬけた街。 ボクたち湘南ボーイには、この街がファッションの教科書みたいな街なのだ。 vanも junもモトキもある。 洒落た喫茶店やライブハウスもある。 そこにはジャズ…

人間同士の真実なんて、一瞬のもの・・・

自分が、やりたいことだけをやってゆく、人生があっても良いんじゃないか・・・ そんなことを、漠然と考えながら眠りについたようだ。 大きな川の畔にたたずんでいる。 暮れなずむ彼方の山際が、まだその稜線をくっきりと見せている。 日暮れが惜しい・・・ …

愛の至極は忍ぶ恋、一生忍んで想い死ぬ。

月明かりの中で、パソコンを叩いている。 小説のプロットを書いているのだ。 愛とエロス・・・この矛盾したふたつの行為。 気付かない振りして、馬鹿を装うふたり・・・ 重ね合う愛と言う名の心が、また一枚増える。 「忍びあう恋を、つつむ夜霧よ」って、な…

自分の、思うようにならないものと付き合う・・・

南西の風に叩かれた海・・・ その激しいエネルギーが巨大な波を造って押し寄せている。 幾重にも連なった大波には、サーフボードでは歯が立たない。 まず、パドリングで沖へ出られない。 こんな日は、地元のボクたちは板で作ったボディボードで挑戦する。 こ…

極楽とは…肉体的快楽である。

梨の木と、小さな野原と松林が、ボクの大きな世界だった。 今、再び、その梨の木に登っている。 小糠雨が頬を伝う。 大人になって、矛盾だらけの世間に塗れている。 まかり通る、非常識にも柔軟になった。 耳元の雨音に、時の流れを重ねてみる。 彼方に見え…

歌は生れて来るもの、空を翔ぶもの・・・売り物ではない!

突然、スケジュールが空いたので旅行に参加することに・・・ 仲間たちは、すでに現地に行っている。 ボクはタクシーに飛び乗った。 しかし、考えたら行く場所が分からない。 聞いていなかったのだ。 運転手さんが親切な人で、調べてくれた。 行く先の旅館は…

かげろうは、朝に生れ夕べに死す・・・

ドーンパープルとあけぼの色のグラデーションの空・・・ 夜明けの一瞬の、儚い美しさ・・・ ボクの大好きなひと時。 森の脇を流れ下る、細い小川・・・ ボクの大切な隠れ家のひとつだ。 そこには真っ赤な弁慶蟹や小鮒や泥鰌がいて、遊び相手をしてくれる。 …

夢のオムニバス・・・なんと昭和天皇が現れて・・・

夢は、一晩に数本見るものだ。 ただ、最初の夢は次の夢によって消去され、二本目の夢が上書きされる。 でも、また次の夢によって、再び消去される。 消去された夢を、朝になって思い出すことは不可能に近い。 脳のハードディスクの奥に仕舞いこまれるからだ…

チャレンジ!夢の上書き保存に成功した!

夢は、一晩に数本見るものだ。 ただ、最初の夢は次の夢によって消去され、二本目の夢が上書きされる。 でも、また次の夢によって、再び消去される。 消去された夢を、朝になって思い出すことは不可能に近い。 脳のハードディスクの奥に仕舞いこまれるからだ…

何処までも蒼く深い記憶の泉、そこに身を沈めて・・・

鬱蒼と茂った草むらを抜けると、小さな泉があった。 蒼い清水が滾々と湧き出ている。 手を浸かると、思いのほか温かい。 それは心が傷ついたものたちを、優しく労わる記憶の泉だった。 泉の中に、ひとりの白髪の老婆が身を沈めている。 老婆は、我が子が年老…

やくざに命を狙われている・・・どうする・・

街の雑踏を歩いている。 騒音と嬌声と隠微な匂いのする街・・・ その時、どこからかボクに注がれる視線を感じた。 危険な視線だ。 まずい。 狙われている。 ボクはまだ見えぬ敵から身を隠さなくてはならない。 ボクを狙っているのは3人の男・・・ しかもやく…

烏帽子岩が見えて来た、ボクの海だぁ!

江の島の南浦の沖を通り過ぎた。 弁天様の洞窟が見える。 小学生の頃のボクの遊び場だ。 真っ暗な洞窟の中で、よく度胸試しをして遊んだっけ。 今、ヨットでセーリングしているのだが、なぜだかセールを張っていない。 ボクがメーンセールのセッティングを、…

好漢、惜しむらくは兵法を知らず・・・

銀行のATM ピシッとダークスーツを着こなした中年の紳士が送金しようとしている。 彼は一度、口座から出金して、更にそれを送金するらしい。 それも100万円以上の金だ。 彼はそれを数えているのだが、手先が不器用なのだ。 札がATM盤面上にバラバラ落…

愛される事に、貪欲な少年期だった・・・

ボクの肉体がまだ、人間としてのアウトラインがない頃・・・ ボクの精神はすでに、温かな交信を始めている。 瞬時に魂が融合してしまう女性に出会ったのだ。 それが、母だった。 ボクは母の愛をむさぼった。 愛されることに貪欲な少年期だった。 ボクの世界…

言論人として闘う覚悟が、ありやなしや・・・   

心を病む友がいて・・・ その後ろ姿に、声をかけれど姿を失い・・・ 高速道路を車で追っている。 前方に2台の車があり、同じスピードで走っている。 突然のサイレンの警告に、車を左車線に寄せて停車。 後ろを見ると、小さな・・・ 車高が1メートル、全長…

立ち去る人の後を、気持ちが追って行く・・・

メランコリー・・・ 憂鬱は午後にやってくる。 空想の海には、西日が海面をそめて煌めいている。 その輝きの中に孤独を見つける。 ボクは独りで生れて来て、独りで死んでゆく。 そのわずかな時間の中に、どれほどの出会いがあったのだろう・・・ 頭の奥の部…

想像と言う名の翼を持った子供たちが・・・

子供たちが翔んでいる。 森の向こうにある草原で翔んでいる。 さざ波が寄せる砂浜で翔んでいる。 川の淀みの小枝の上で翔んでいる。 学校の運動場の硬い土の上で翔んでいる。 渓谷に架かったつり橋の上で翔んでいる。 ビルや神社や商店街のある、街の上を翔…

街の谷を、時と言う名の川が流れて行く・・・

時が流れている。 ボクの目の前を現実が通り過ぎて行く。 さっきまで、ボクも乗っていた現実の流れ・・・ 今、立ち止まって見送っている。 ここにいると現実がよく見えるのだ。 ひとりひとりの小さな無責任や・・・ 勇気ある人の隠れた行動や・・・ クレイジ…

愛撫するより、恋撫をしようぜ、恋人たちよ!

今、突然、愛撫と言う言葉にこだわっている。 ボクは愛撫をしたことがあるだろうか・・・ ボクは愛撫をされたことがあるだろうか・・・ 分からない。 愛撫ってなんだ? 言葉は前から知っているけれど、実際どんなことが愛撫なのだろう。 もしかしたら、愛撫…

全裸なんて、決して美しいものではない・・・と思うけれど。

胸乳を掛き出で、裳緒を番登に忍し垂れき。 再び、この言葉が浮かんできた。 むなちをかきいでもひもをほとにおしたれき。 アメノウズメノミコトが石屋戸に隠れたアマテラスオオミカミをおびき出す 手段に全裸で踊った様を書き残している「古事記」の一節だ…

誰がカモだか判らない時は、自分がカモなんだ・・・

小さな砂浜まで、丘陵が迫っていて・・・ ボクは、その急な石ころの混ざった道を降りている。 ふと、何かの気配を感じて、右上を振り返ると・・・ 突き出した岩の上に、男が立っている。 手には矢を番えた弓を持っているではないか! 更に気配で、左上を見る…

ボクのアイデンティティとは何か・・・を知る。

教会の中である。 祭壇に寝転がっているボク・・・ ここは四谷のイグナチオ教会らしい。 窓のステンドグラスに見覚えがある。 新装される前の中世のヨーロッパのような教会だ。 ボクは大学の授業中、しばしばここで昼寝する。 ボクは先ほどから考えている。 …

やっと、日本の女子学生が立ちあがってくれた・・・

ボクのアンドロイドに着信の点滅が・・・ それは、FaceBookに投稿された「リレーフォーライフ2014」 投稿者は慶応大学の女子学生だ。 「がん征圧と啓発の24時間チャリティに参加しませんか」 と、コメントが付いている。 可愛い女子学生たちがほほ笑んでいる…

ボクに野獣の微笑が宿った瞬間・・・

大地が、永遠に立ちつくしているかのようだ。 なにものも寄せつけない、木々の屹立。 風に抗う、名もなき草花たち。 ここは何処だろう・・・ 前から知っていたような、初めて来たような不思議な空間。 太い蔦がからまる林の中に、少年と少女が・・・ 少女は…

作家に、人格者であることを求めるな・・・

天から舞い降りて来たヤタガラスが、ボクに言葉を投げて来た。 そのヤタガラスは、時々やってくる。 そいつが投げつける言葉は、いつも毀誉褒貶する。 「作家に、人格者であることを求めるなよ」 突然、こんなことを叫んだのだ。 ヤタガラスの言う作家とは、…

久々のヨットレース・・・やっぱりいいなぁ・・・

波のまにまに、美しい小島が点在しているのが見える。 この景色はオーストラリアのグレートバリアリーフに囲まれた海。 その海で、ヨットを走らせている。 船はスワン48フィートのレースクルーザー。 20メートルのやや強いアゲインストの風をスタボーに受…