河村シゲルの夢か現か日記

夢は自分自身で創る芸術作品、脚本・演出・セット・キャスティングなど全て1人で担当してます。「無意識の思考を意識に伝えようとしているのが夢」だと、あのフロイトが言っています。ボクは最近、夢を毎日見ています。だからもう一人の自分探しの旅のつもりで夢日記を書き続けることにしました。

2014-07-01から1ヶ月間の記事一覧

少年は神話になった・・・残酷な天使のテーゼ

軽快なアップテンポのイントロが聞こえて来た。 遥か未来をめざす羽根で、この宇宙を抱いて輝く 少年よ、神話になれ・・・。 おー!エバンゲリオン! 残酷な天使のテーゼ 愛のゆり籠、世界中の時をとめて・・・ しんじはどこだ? レイは・・・ アスカ・ラン…

エロスを失ったら、心理の創作はできない。

クロマキー撮影をするようなブルーバックの幻想的な空間。 霧が立ち込め、水琴窟に響くような水滴の音。 小麦色をした裸婦が眠っている。 その上半身は、シュルレアリスムの画家、マックス・ワルターのコラージュ。 ボクは圧倒されて、近づく事が出来ない。 …

サナトリュームの恋・・・なぜ輝いているのだろう・・・

彼は誰れ時の、浅い眠りの中で一つの言葉が・・・ 情景がいつまでも頭を巡っている。 サナトリュームの恋。 あの夏の日・・・ 高原のカラ松林の中にたたずむ白衣の乙女・・・ 爽やかに吹き抜ける風 軽い透明な空気に森林の香りが甘い 結核療養所…サナトリュ…

永遠の子供・・・今もボクの中にいる。

早朝の夏の海・・・ 昼間は人々の嬌声と騒音に包まれているボクの海。 でも、夜明けの海には観光客も居ない。 ゆるやかな南の風で、潮は静かに西に流れている。 鹿島潮・・・地元の漁師はそう呼ぶ。 こんな潮目がはっきりしている日は、地曳網に黒くてピーン…

♪ 倖せはここにー♪ ボクはマネージャー!

音楽ショーの本番中継が終わった。 何処かの公会堂か、ホテルの宴会場のようでもある。 ボクは、忙しそうに動き回っている。 何せボクは、憧れのスター歌手のマネージャーなのだ。 大橋節夫さんだ。 彼の大ヒットソング「倖せはここに」は、高校生のボクの愛…

恋人たちの浜辺・・・そこで見たものは・・・

灼熱の太陽に染まった浜辺も、夜には海水に冷やされて気持ちが良い。 だから、女も男も浜辺に出てくる。 夜風が日に焼けた身体に纏わりついてくる。 ボクの大好きなひとときなのだ。 そこに、ひと際目立つ女がいる。 なんだか、何処かで見たことがあると思っ…

武士道とは…むずかしい道なり。

庭の隅に大きな松の木があり、その根元に武器庫がある。 子供の頃、作ったそれを「ぶきこ」とボクは名付けていた。 まだ、漢字を知らなかったのだ。 ぶきこは、子供の頃に揃えた武器がそのままの状態で残っている。 ゴムのぱちんこ。 アカシアの木を削った刀…

ついに太極拳の極意を会得・・・それは・・・

ボクは今、太極拳をしている。 衣装はお気に入りのブルーの表演服・・・ ジャッキーチェンとお揃いだ。 場所は・・・なんだか林の中の空き地のよう・・・ 太極拳の極意は・・・ 動静の機。 陰陽の母。 人、剛にして、我、柔なる。 うーん、そうは言っても難…

小説は背徳の美学・・・理性の抑圧を・・・

Eyes of Venus ヘビメタなロックが聞こえている。 背徳の瞳 愛と美の女神であるVenusを、小室哲哉は背徳の象徴にした。 だからV2の、この曲には、あふれるばかりのエロスがある。 ボクは今、パソコンを開いている。 深い林に包まれた、コテージのベランダ…

なんと、おじさんがおっさんに説教してる!

なんだか、駅前の市民会館のようなビルの3階あたり。 典型的なセミナー会場だ。 ボクが演壇で講演をしている。 「近頃、この国の流行りもの・・・なんでしょう?」 「これは、男だけに顕著な問題です」 会場を見回すと、集まってくれたお客さんは男ばっかり…

アーティストの創造・・・それは発見すること・・・。

久しぶりに彫刻家のディビットに会った。 相変わらず、南太平洋の孤島で遊行の暮らしをしている。 髪はブロンドの長髪。 いつも裸の逞しい上半身は、小麦色に輝くイギリス人だ。 彼は今、一抱えもある大きな黒雲母の石を見つめている。 今朝、海岸で拾ってき…

母なる海を求めて…そこは意外にも・・・

そこは、昭和の台所。 くすんで黒茶まだらの板の間。 歩くと、きしきしと音を出す。 二枚ガラスの窓に、すだれが掛かっていて、カマキリが来ている。 外では、蝉しぐれ・・・。 ブリキの流しには、いつも割烹着で後姿の母がいる。 とんとんとんとんとん、オ…

自分の存在が見えた…濡れた街角・・・

テーブルの拭き方を考えていた。 テーブル上の濡れて汚れた部分だけを拭くのは、おもてなしレベルの低い人。 拭くときは、全面を拭く。 更に拭いて汚れた面を内側に折り返して、座っている人の前をさっと、もうひと拭き。 これが、おもてなしの心・・・ 日本…

久々の草野球…一世風靡セピアチームの勝利だぁ!

多摩川の河川敷の野球場。 野球のグラウンドが5面ほどある。 隣のグラウンドではジャイアンツの2軍が練習しているのが見える。 ボクのチームは、劇男・一世風靡セピア。 小木や柳葉や哀川や西村や春海や松村… 団長の大戸天童が監督で、ボクは一塁手。 相手の…

とてもシュールな人間遊園地だな

ヨットの仲間だった真面目な青年のT君が、水鉄砲を自分の顔に浴びせながら、懸命に演歌の練習をしている。歌は「長崎は今日も雨だった」・・・ 「あああああーながさきーはー今日もーあめーえだったー」 すげーへたくそだ。 となりでは、本物の歌手のI・S…

ボクのITソフト企画集団は、結構頼もしいじゃん!

高層ビルの立派な会議室で、企画プレゼンの訓練をしている。 下手の遠くに丹沢山塊から富士山、上手の眼下には新宿の街並みも見えている。 こりゃ六本木のMタワービルらしい。 すると・・・ ここはYoutube Spaceなのか・・・ 今、二手に分かれて企画案のチ…

エロスの開放を抑えるもの、機械化と宗教的道徳・・・。

何か途方もないことが起きているにも関わらず、何事もないかのような都会の風景。 ひとの命と情念を、ないがしろにする、恐るべきリアルタイム・・・。 大きな街のスクランブル交差点。 機械のように、整然と移動して行く現代人たち。 それをビルの屋上より…

おやじギャグに、妙に納得していない自分が・・・。

ここは、ボクが講師を務めている国際理容美容専門学校の教室だ。 学生たちに、ボクが「想像工学」の授業をしている。 これはボクが創ったカリキュラムで、想像力を高める訓練なのだ。 卒業を控えた学生たちが、みんな大人しく座っている。 喋り出したら止ま…

どしゃぶりの雨の中は、濡れて歩こうよ!

電車を降り、改札口を出たら雨だった。 時間的には夕刻のようだ。 大きな駅だけれど、どこだろう。 山手線の目黒駅にも見えるし、小田急線の成城学園前駅にも見える。 雨脚がかなり激しくなってきた。 ボクは傘を持っていない。 これからの行き先は認識して…

闇夜の街かどに突然の轟音…それは・・・

闇夜の街を独り歩いている。 黒く鈍よりしたアスファルト・・・ その黒いキャンバスに、更に漆黒の模様が蠢く。 それは、ボクの影だ。 ボクの分身だ。 闇夜にも、ほんの微かな光があり影を産みだすのか・・・。 影がコツコツと歩く。 音楽が聞こえて来た。 …

幻想の別世界は何処にある・・・

現代社会に蔓延する禁欲主義・・・。 西洋の宗教的なこの禁欲主義が、ボクたちの国に蔓延っている事には、違和感がある。 ・・・などと、独りで考えている。 黄昏時、土石流の爪痕が残る河原にいる。 地獄のような凄惨な景色の中に、光り輝くスペース。 緑の…

下手な役者は手を見りゃ分かる・・・

なんだか会議室の机を取っ払ったような空間だ。 ピアノがあって、横森良三さんがいるから「スター誕生」の予選会だな。 ボクがその進行役なのだ。 今回は8千名も応募が来てるので、ひとりの審査時間は15秒と決めた。 横森さんもイントロなしの、メロディから…

アンビリーバヴォー!女神に逢えたぁ・・・

無数の泡が取り巻く視野の中に柔らかな山肌が見える。 湯気のよう一面に立ち込める虹の光彩の泡。 山の稜線に見えたのは、美しい女性の曲線。 ボクは自分のエロスが惹きつけられるのを感じている。 幻想的な、あまりにも幻想的なエロティシズム。 曲線は男に…

プロ野球とウンチの関係性を考える・・・。

プロ野球を内野席で観ている。 何処の野球場だか分からないが、天気はいい。 ジャイアンツの坂本が左中間に、大きなライナーを打った。 本人は、ホームランになると確信したのか、全く走らない。 弾道は低い。 外野スタンドの前で、何回かバウンドして、転が…

1970年 ヴィヴィアンと晴子とパンクロック

紫煙に霞むライブハウス・・・ パンクなロックの音響がすさまじい・・・ まるで、何かに抗うように、突き放すように、響く・・・ その少女は壁際に立って、セックス・ピストルズの激しいリズムに身体を委ねている。 パンクなファッションの観衆の中で、彼女…

暗示と象徴…一羽の小鳥の死について。

武蔵野の面影が残る、雑木林を歩いている。 小川のせせらぎには、カルガモの親子が遊んでいる。 水中にはザリガニの子供たちも遊んでいる。 ボクはいつものように、大好きなウオーキングを楽しんでいる。 その時、傍らの小枝にとまっていたムクドリが、ボク…

東京・六本木の、ど真ん中に温泉プール・・・なんだ、この街は?

六本木交差点を東京タワーの方に向かうと、右手に温泉プールがあった。 どこにも温泉とは書いてないが、温泉プールなのだ。 お湯は白乳色で硫黄の匂いがする。 黒人や白人や東南アジアの人々が、いっぱい入っている。 当たり前だが、男も女もみんな裸だ。 混…

テレビの真実・・・放送法第4条!

誰もいないエディタールーム。 いつもなら編集エンジニアーがいるはずなのに・・・ ボクは独りでディレクターズチェアーに座って、何台かのモニター画面を見つめている。 映像素材は、海の中やジャングルや大都会や・・・ これをどう繋ぐのか・・・ あれっ。…

なぜ君は、いつも是非を問う、当事者になれ・・・

まさ君と旅をしている。 いや、旅を続ける放浪の音楽家・奥野勝利さん(まさ君)に便乗したのだ。 まさ君はボクの書いた「妖怪ベンリー」に作曲してくれた。 この歌のキャンペーンで、赤々とネオンが灯り、車が激しく行き交う街に来た。 そんな街角の路上で…

SNSの時代に対応する映像作家集団のブレスト・・・

会議室だ。 映像スクリーンを前にして、ボクがパワポを使ってプレゼンしている。 「先進国の中で、いや発展途上国も含めて、日本人に足りないものがある。」 「それはエロスだ」 「エロティシズムの感性がないとは言わないけれど、出そうとしない」 「アダル…