河村シゲルの夢か現か日記

夢は自分自身で創る芸術作品、脚本・演出・セット・キャスティングなど全て1人で担当してます。「無意識の思考を意識に伝えようとしているのが夢」だと、あのフロイトが言っています。ボクは最近、夢を毎日見ています。だからもう一人の自分探しの旅のつもりで夢日記を書き続けることにしました。

2014-01-01から1年間の記事一覧

ボクは絶えず、妄想を優先させて生きている・・・

ボクシングのリング上にいる。 スポットが眩しくて、観客席は見えない。 ボクの相手は、タイの世界フライ級チャンピオン、ポーン・キング・ピッチに似た奴だ。 右構えのオーソドックスでテクニシャンだと、ステップを見れば分かる。 左ジャブの使い方が上手…

今、子供たちには闇の世界がある・・・

公園で子供たちが遊んでいる。 それを見つめながら、ボクは怪訝に思う・・・ 子供たちの、お行儀が良すぎるのだ。 ブランコも滑り台も鉄棒も、みんな並んで順番を待っている。 子供らしく、横入りしたり、ガキ大将が占領したり・・・ そんな光景がないのだ。…

耳を澄ませば、海は全てを語りかけてくれる・・・

ボクの故郷の海に来ている。 弓のように美しいラインを描く砂浜には誰もいない。 ボクは真冬の朝日に煌めく、この鵠沼の海が好きだ。 左手には、雑踏から解放された江の島が、のんびりと浮かんでいる。 右手には、烏帽子岩から小田原、熱海、伊東、稲取・・…

1960年代・・・決して楽しい時代じゃなかったよ・・・

ビートルズやローリング・ストーンズの後ろから、寂しい歌が聞こえてくる。 人生の悲哀や哀愁を帯びた、悲しさを強調したメロディ・・・ 演歌と呼ばれた。 1960年代は暗い時代だ。 高倉 健や菅原文太の任侠映画・・・ 団塊の世代の大量の子供たち・・ そ…

皆んなに食われてばかりのイワシ…幸せなんだろうか?

大好きなシコイワシの目刺しを焼きながら、ふと想う。 イワシにも幸せを感じる時が、あるのだろうか? イワシは大海原で毎日、毎日、サバやカツオやブリに追われて生活している。 時には、こうして人間に捕まって食われる。 たった一年の寿命なのに、いつも…

神様は、手紙に返事を書かない・・・

神様から手紙が来た。 杜を歩いていると、木漏れ陽の中からゆらゆらと落ちて来た。 そっと拾い上げて、封を開く。 真っ白な便せん・・・ 何も書かれてはいなかった。 純白の便せんを見つめる。 字は書いてないけれど、ボクには読めた。 ボクの心が読んだ。 …

60年前の横浜、多くの夢と幻想・・・

いつか見たことのある町にいる。 一六地蔵、チャーシュウが美味い肉屋、美空ひばりの歌が聞こえるレコード屋・・・ そして、豆屋「いさご豆」は…ボクの家だ。 すると、この町は伊勢佐木町7丁目。 通りには、ほとんど車が走っていない。 自転車がスピードを…

TVはなぜ、人間をいじめるのだろう・・・

テレビの中で、人が人をいじめて笑ってる。 芸人が芸人をいじめて笑わせている。 明らかに出来レースのやらせではあるが・・・ 眼を背けるようにチャンネルを変える。 やはり芸人が、アイドルと十把一絡げで呼ばれる、ほぼ素人同然の女子をいじめて遊んでい…

野球の神様、長島監督でもやってはいけないことがある!

東京ドーム球場の巨人対中日ドラゴンズ 1対0で巨人リード 9回表、中日最後の攻撃も2死1塁・・・ バッターは落合博光・・・ すると、ベンチから長島監督が出てきて、なんとピッチャー交代だ。 好投の槇原から野村へのスイッチ・・・ これは違うぞと、ボ…

悪魔のつぶやき・・・それはボクだった。

シルバーグレーの空間から声が聞こえてくる。 何か怒りが満ち満ちているつぶやきだ。 天空からのTwitter? 「輸入オーガニック食品の礼賛も良いだろう。しかしなぁ、はるばる飛行機や船で運んでくる時の、環境負荷を考えたことがあるのかい?」 「90年後、日…

夢の中の少女は、なぜかエロスの香りが・・・

背中にぬるい午後の陽ざしを浴びて・・・ その少女は、ピンと張った頬がまだ硬そうで・・・ 勝ち気そうな黒い瞳を絶えずキラキラさせている。 少女の小指は、押し込んだとも、吸われたともなく・・・ 歯茎に触れた刹那・・・ 歯の隙間に滑り込んで・・・ や…

闇夜に浮かんだ幽霊船・・・美しい・・・。

大海原に月明かりが煌めいている。 静かだ。 都会の喧騒も、生きものたちの声も聞こえない。 ぴたぴたぴた・・・ 舷側を小さな波がノックしている。 ボクは30フィートパワーボートのエンジンを止めている。 船は海まかせ、波まかせ、風まかせ・・・ 誰もいな…

毎晩、ひとりのお客が乗るまで、そのバスは待っている・・・

今夜も、そのバスは停まっていた。 波音が微かに聞こえるシーサイドハイウェイ・・・ 13夜の月明かりに浮かび上がるブルーの車体・・・ 制服-制帽を凛々しく纏った運転手が、ほほ笑みながら乗客を待っている。 そのバスは、毎晩ここに来る。 ここにきて、じ…

ボクは、生きている。たった一度だけ生きている。

ダークブラウンの重厚なドアーをノックする。 ふいにドアーが全開されて、部屋の中に入り込む。 アールヌーボーな装飾品の中でも、ひと際の存在感・・・ それは、アールデコなクロゼット。 その引き出しを開ける。 突然、様々なものが飛び出してくる。 ボク…

人生は、ひとつながりの偶然の鎖・・・

ボクは、しばしば思う。 ボクは、この世にほんの束の間、訪れただけの旅人・・・ ボクが、この世に存在する間に、死は存在しない。 死が、存在するやいなや、ボクはもう既に存在しない。 いずくんぞ、死を恐れるや・・・ そう、死への恐怖はない。 いや、む…

♪ Yesterday once more ♪

♪ When I was young I listtened to the Radio waiting for my favorite song ラジオからカーペンターズ カレンの透明なヴォーカル ♪ It made me smile カレンは死んでしまったけれど、あの可愛い笑顔はボクの前にある。 いつまでも・・・ ♪ Waiting for my …

逃亡者Runaway…ボクは逃げる逃げまくる・・

ゆえあってヒロに追われている。 ヒロはアメリカ育ちのニューハーフなのだ。 ボクは、ニューヨークの42番街を歩いていた。 対向してきた車を運転しているのは、ヒロだった。 ヒロの鋭い視線がボクを射ぬく。 何かを察知したボクは、そっと、横道に逃げ込む。…

時は、ひとを置き去りにして走って行く・・・

何かが、ボクの傍らをすり抜けて行く。 子供時代から、時折それを感じていた。 そんな感覚包まれた時は、決まって寂しさと切なさと焦燥感に襲われる。 だから、そんな時、ボクは走った。 走って、すり抜けて行ったものに追い付き、追い越してきた。 でも、追…

今日が人生最後の日、だったとしたら・・・

いつもの鵠沼海岸の砂山に座っている。 ボクは、何かを想う時、しばしばここに居る。 ここがボクの原点なんだろう・・・ 「今日が人生最後の日だったとしたら・・・」 ボクは何をするだろう。 愛する人と一緒に居ることはないだろうな。 その人に、悲しい切…

人間で在ることを失わない為に・・・

水彩画を描いている。 野川公園のようだ。 鬱蒼とした雑木林に武蔵野の面影をとどめている。 小春日和の暖かな陽光がきらきら光る小川・・・ そこに遊ぶ、6羽の鴨と3羽のカラス・・・ 小川の岸辺は、真っ赤な紅葉に染まっている。 千早ぶるほどの唐紅色は…

テレビにアイデンティティはあるか?・・・ない!

冬の陽だまりで、うたたね寝をしている。 なんと気持ちの良いひと時・・・ 遠雷のようなざわめきが聞こえる。 テレビが着け放したままらしい。 相も変らぬ、十把ひと絡げのお笑い芸人たちの馬鹿騒ぎ・・・ テレビ番組の出演者、数十人・・・ それを観る、テ…

心の花園に、咲きしアザミの花ならば・・・

湘南道路を渡って、いつもの砂浜に来た。 春のような暖かな昼下がり・・・ 左手には江の島がどっしりと・・・ 右手には烏帽子岩がひょっこりひょうたん島のように浮かんで見える。 ふと前を・・・ そこはボクの定位置の砂山であるが・・・ そこに佇む人の影…

チャリに乗りながら、コントを作っている・・・

小春日和の暖かな風に誘われて、チャリに乗っている。 GIOSのMISTRAL・・・ ボクの愛車だ。 なんだか、走りなれた野川沿いの道・・・ 水面にはカモが遊び、川鵜が暴力で小魚を追っている。 ボクの好きなカワセミの姿はない・・・ いつの間にか、土手の上を走…

エロスにリアリティはいらない・・・

空と海がある。 幾重にも連なったシルバーグレーの八重雲・・・ エメラルドブルーのビロードの海・・・ その狭間に、竜巻のように屹立しているのは・・・ 美しいシルクスクリーンの肌を輝かせた裸婦・・・ 八重雲が顔を隠し、曲線の波立つ海が下半身を隠して…

木枯らしに 川越してくる 汽車の音・・・

遅い小夜時雨が通り過ぎて行った・・・ 寒い雲間から、遠慮がちに月明かり・・・ 草枕・・・ 仮の枕・・・ 旅の宿・・・ 窓をそっと開けてみる。 川を越してきた木枯らしが、汽車の音を連れてボクに纏わりつく。 夜汽車の音は、なぜかせつない・・・ 遠い昔…

暗い所から、更に暗い道に入って行く…これも人間。

人間(じんかん)到る所に青山あり。 中国の格言を思い出しながら、考えている。 ボクの墓場は何処でもいい。 「おどんがぁ うっちんだら みちばちゃいけろ」 その辺の道端に穴を掘って、埋めてくれるだけでもいい・・・ いや、出来ることなら海に沈みたい。…

ついの恋…ついに遂げ得ずとも・・・

木枯らしが、雑木林の中にまで入り込んで冬を告げている。 小さな命たちは、肩をすぼめて温かな地中に潜りこむ。 あれほど青々としていた木々たちも、葉を燃やし尽くした。 今は、無駄なエネルギーを排除して裸の身を引き締めている。 池の水面も、木枯らし…

知的財産よりも、みるくタンクがいいな・・・

立派な会議室・・・ コの字型の会議テーブルの対面に総務省や経済産業省もいる。 ボクのサイドには、テレビ各局の海外番組販売の担当責任者がいる。 そうだ、ここは経団連の会議室だな。 ボクもIPの管理者団体の代表で出席している。 今日のテーマはIP (Inte…

世の中を騒乱状態にする、革命的アイデア・・・

喉が渇いている。 砂漠を彷徨う放浪者のように、オアシスを探している。 前方に、煌煌と眩い明りを放つ自動販売機をみつけた。 しかし、ボクは無視して前を通り過ぎる。 ボクは自動販売機が嫌いなのだ。 自動販売機で買う時の、あの屈辱感・・・ それなら餓…

NHK紅白歌合戦のスタッフを首になっちゃった!

だだっ広い会議室・・・ ディレクターの末盛さんがいるから、ここはNHKだな。 放送作家のどんどんクジラ塚田茂さんも隣にいる。 そうだ、今日は紅白歌合戦の制作会議だった。 あれ?末盛さんも塚田さんも亡くなったんじゃなかったっけな。 まぁいいや、ここ…