河村シゲルの夢か現か日記

夢は自分自身で創る芸術作品、脚本・演出・セット・キャスティングなど全て1人で担当してます。「無意識の思考を意識に伝えようとしているのが夢」だと、あのフロイトが言っています。ボクは最近、夢を毎日見ています。だからもう一人の自分探しの旅のつもりで夢日記を書き続けることにしました。

2015-08-01から1ヶ月間の記事一覧

恋愛に宿命などあるだろうか…

教会の中では結婚の儀式が行われている それを、ボクは冷めた気分で見ている あの新婦と新郎は、それが宿命のような穏やかな顔だ でもなぁ…とボクは考えている ここで、宿命論を持ちだして、ドストエフスキーの「悪霊」など語るつもりもない 宿命を因果関係…

テルマエロマエと橋下大阪市長(笑)

銭湯のジャグジーは露天にある ボクは星を眺めながら、ひとりでゆっくりくつろいでいる 身体にぶつかった気泡が水面で砕け、何やら飛び出してきた そのぐにゃぐにゃのグミのような物体がヒトの形になってゆく テルマエロマエか! ボクは思った どうせギリシ…

倖せはここに…大橋節夫の夜

何処からか何かが聞こえた気がして窓をあけた 夜のしじまの彼方からスチールギターのささやき 美しい旋律の中に力強く刻む音階 この音は大橋節夫だ 長身をアロハで包み、白いスラックスの脚を大股に開いて ボクは時の流れをしばらく止めて 漆黒の闇に浮かぶ…

この悲しみを癒してくれるのは…

深い悲しみに遭遇してしまった…ようだ 深い霧に閉ざされた森を抜けると古びた西洋風の館 重そうな扉を開けると、ボクより先に霧が流れ込んだ 霧にまかれた広間に画家がいる 全裸のモデルが二人… 1人は椅子に座り、1人はベッドに横臥している ボクはふと感じ…

やくざな男の独り語りに・・・

群青色の海に向かってたたずむ男がいる 紬の着流しに雪駄履き 笑顔の中の鋭い眼光に一寸一分の隙もない どこかで見覚えのある横顔 それはやくざな男…と言うより本物の渡世人 S組のY親分だ 今時、着流しに雪駄履き… 時代遅れのやくざな看板を背負ってる男だ …

コピペ・モホー・クリソツは盗作なのかい?

霧の深いロンドンブリッジ… いや、靄にかすむ永代橋… いや、霞がかかった小樽の運河にも見える 何ともグレイゾーンな空間 そうか、ここがあのグレイゾーンなのか… そういやぁアーティスト風情や一見してミュージシャンやデザイナーやイラストレーターや建築…

昨今 うざったきもの…男の涙

多摩川の土手をサイクリングしていると、野球のグラウンドに人だかり ジャイアンツの選手が練習している…が、様子が変だ。 守備や攻撃の練習ではなく、発声練習か? 近づいて見ると、それは泣く練習だった 村田が阿部が菅野がリーダーになって教えている 久…

倶利伽羅紋紋が仁義を斬ったのでボクも負けずに(笑)・・・

六本木TSKCCCのサウナルームにいる 入口には「刺青お断り」の札があるが、ここでは刺青のないほうが少数派 今も、ボクの他の3人は刺青が入っている まぁ、へたくそで安上がりな絵柄だけれど・・・ ボクは、そう言うことには頓着しないので平気なのだ。 結構…

その少年は風の又三郎のように・・・

秋風の中に耳を澄ますと、わらしの声が混じっている わらしたちが、あの歌を唄っている 「どっどど どどうど どどうど どどう 青いくるみも吹きとばせ すっぱいくゎりんも吹きとばせ どっどど どどうど どどうど どどう」 突然、空いっぱいに黒い雲が押し寄…

人生のリセット…それは世界の崩壊願望だ

その断崖絶壁は、荒れ狂う海原の際にある 今しも、真っ黒い巨大な絨毯が絶壁上から海に滑り落ちようとしている 目を凝らすと、それは絨毯ではなく数万匹の鼠の群れだ その群れが、怒涛の如く海中になだれ込んで行く 泣き叫ぶものはいない これが種の保存のた…

いのち長ければ恥多しと…彼女は言った

数万人の足跡を砂丘が消した 一陣の風と共に消え去った風市 人々の嬌声も媚薬の匂いも男たちの闘争も今はない ただ、満天の星の中に煌めく砂の粒子ばかり… ボクは余りにも美しい星数に形勢の悪い十六夜の月を見ている 人は説得できても、感動させることの難…

人間喪失…それは幻想の世界を持てないことだ

楽屋からステージに続く階段の壁に無数のサイン ここに出演したジャズミュージシャンたちのサインだ。 古びた劇場の客席には酒とドラッグと汗の匂いが漂っている アポロシアター ニューヨーク・マンハッタン・ハーレム125番地 ちょうどご機嫌なことに聞こ…

ボクとJ・F・ケネディと深沢七郎・・・

ボクの大好きな9月の地元・鵠沼海岸 うっとおしい観光客や海水浴客が居なくなるから… 海には鹿島の潮がゆっくりと右に流れ、海猫がイワシのナブラを追っている 高校生のボクは砂浜に大の字で蒼い空を見つめている。 いつものように、目の前を真っ黒な軍用ジ…

「誰がために鐘はなる」を読んだ結果が・・・

不毛な砂漠の片隅にあるオアシス… 遠くから、絶えることのない銃声が聞こえる 子供たちが毛布を枕に眠っている。 この子たちは、どんな夢を見ているのだろう… 大人への憎悪か… 愛への憧れだろうか… ボクは戦争孤児には、ならなかったけれど、その状況にはあ…

アートとトレース…盗作と名作の狭間にて・・・

蒼々とした大氷河の窪地に 全身に派手な模様の服をまとった人々がいる しかし、良く見ると… それは、服ではない。 全身へのボディペインティングなのだ カラフルな色彩感覚、縦や横のストライプ 氷河の中の全裸の民族… ヤーガン族… すると、ここは南米パタゴ…

人を斬るのが侍ならば恋の未練がなぜ切れぬ・・・

「人間の澄んだ心など信じない」 …男は言った。 心の中には藻にまみれた石や砂も必要だと… 確かに、水清ければ魚棲まずだなとボクも返した。 「魚の済まぬような水に何の意味があるものか… 人間も同じだ」 その男は吐き捨てた。 江戸 神田 お玉ヶ池 北辰一刀…

あの歌を探して、ここまで来ました・・・

海辺の砂浜が弓のような曲線を描いている 寄せて返す波に小さな潮吹き貝があわてて潜る 甘い潮風と白い貝殻 砂に埋もれながら、一人ぽっちは淋しい 波間に踊る、あの娘の幻影… 浜辺に夕闇が寄せてきて 波のしぶきが頬に冷たい 星と遊んだあの頃… 二人の影が…

子供たちの遊びを見つめる少年は…ボクだった…

その少年は、板塀によじ登って外の道を見つめるのが日課だった。 午後になると、決まって近所の子供たちがかくれんぼや、鬼ごっこや始める。 少年はやったことはないけれど、ルールは分かるつもりだ。 だって、毎日見ているから… 少し大きな子供たちは、自転…

ちょっと横丁を曲がるように、この世から立ち去るかな・・・

遠い夏の宵の浜辺に… 小さな黒い巾着のような魂が落ちていた 誰かの身体から解放された魂が… 「アタシは齧りかけのリンゴを残して死んで来たの。 それはそれで、良いんだけれど… 誰にも残すものなど何もないしね」 黒い巾着のような魂は饒舌だ 「残すものが…

沈黙の夏…そこに描かれていたのは・・・

エレベーターを9階で降りると美術館があった 遺跡絵画展「沈黙の夏」 数ブロック目に縄文絵画の展示 ボクの目が一枚の絵画に止まる 巨大な丸太を組み合わせた3層の見張り櫓 広々とした草原には藁ぶきの集落 幸せそうな村人たち 青森の三内丸山だ 岩石を組ん…

夜行列車・たばこの煙り・疲れた男たち…

二次元の夕闇を夜行列車が走る 湿った温風が吹きすさぶ停車場 夜行列車が停まる度に男たちが乗ってくる ひとり、ひとり、またひとり… うす暗い車内 重たい空気とたばこの煙り 額に滲む汗 疲れ切った男たち 夜行列車はそんな男たちの吹き溜まり 人生の夢や空…

美空ひばりとアイスキャンディ

タンタンタンタンタンタンタンタン・・・ むき出しのモーターの布のベルトが冷却機械を回している。 タンタンタンタンタンタンタンタン・・・ これはボクの夏の音 アイスキャンディ屋の音 鼻にスーッと染み込む甘く切ない香り 出来たてのアイスキャンディの…

大海原に先に逝きし君を想う・・・

想いが沈んだ海に向かいて 先に逝きし君に語る 山勢の風吹く砂山に登り 還ることなき日々を偲ぶ 海よ 大海原よ 君の墓標よ 群青の水面は何も応えず 彼方に湧き立つ青雲 向かい来るうねりは八重の波々 かの日、くわえ煙草でコンガ叩く君の笑顔 山勢の風よ 砂…

宇宙戦艦ヤマトの謎がわかった!

沖田艦長の指令で古代 進が波動砲のトリガーを引いた。 森 雪やナターシャが固唾を呑む・・・ 巨大な波動砲から放たれた真っ赤な波動は宇宙を切り裂き、ガミラスの艦隊を撃破した。 目の前で繰り広げられていた戦闘が、気がつくとタブレットの中で行われてい…

一日一死こそ男子の本懐。

振り還ると、重すぎた荷物を背に歩いてきた道程が見える。 ボクはまだ、歩いている。 この道が、明日に続くとの幻想を抱いて… 楽しみが、待っているとの幻影に溺れて… 歩いて、歩いて、ここまで来た。 道が幾つも幾つも曲がりくねるように… その度に、心が幾…

白痴美…愛を拒否する愛の詩人

テレビ番組の企画会議で、発言している。 ドキュメント・バラエティのコンテンツが次々と浮かぶ。 そのひとつ、美しいヌード映像を最高のカメラマンを使ってアルバムにしようと提案した。 なぜなら、いつの間にかテレビから女性の美しいヌードが消えてしまっ…

無意識のドアーから言の葉が飛び込んんできた・・・

夢のダイアリーを綴っていると突然、夜中に眼が覚めることがある。 今見た夢をボクの記憶装置に止めおこうとする意識がそうさせるのだろう。 人間は見たり、体験したことを意識の奥に保管する事ができる。 そのイメージを、再び取り出すのが夢なんだ。 と、…

心中とは究極の愛…熱き情念の終焉・・・

狭霧かすむ小高い丘の上に一本の山桜 そこに道行のふたつの影… 純白の着物をまとった男と女 それは死の装束。 女の顔は何処までも白く、死に化粧の紅がほほ笑んでいる。 ふたりはゆっくりと桜の樹の下に立つ。 向かい合う顔には優しい微笑みが… 天網恢恢疎に…

ボクの死は自然界の営みのなかに・・・

谷あいの小道を独りで歩いている。 蔦に覆われた蒼い洞門があった。 高さが3メートル程、入口は朽ち果てている。 この洞穴は何処へ続くのか… 子供の頃、江の島の洞窟遊びは得意だった。 真っ暗闇が怖くない。 闇の中で観光客を驚かせて、遊んでいた。 闇に眼…