河村シゲルの夢か現か日記

夢は自分自身で創る芸術作品、脚本・演出・セット・キャスティングなど全て1人で担当してます。「無意識の思考を意識に伝えようとしているのが夢」だと、あのフロイトが言っています。ボクは最近、夢を毎日見ています。だからもう一人の自分探しの旅のつもりで夢日記を書き続けることにしました。

2015-02-01から1ヶ月間の記事一覧

エロスを消失した人間に優しさはない!

ふと気がつくと、傍らに全裸の女性が眠っている。 彼女の柔らかな曲線美の姿態からは、幻想の香りが漂っている。 きっと、眠りの中で意識の抑圧から解放され・・・ 彼女のエロスに自由が与えられているからだ。 クリエーターにとって、インスピレーションや…

女性心理の深淵に潜む欲望・・・

都会のカフェの片隅にて・・・ こんな風に、こんな場所で考え事をするのは珍しい。 CF制作の依頼が、突然舞い込んで来たのだ。 クライアントは女性のアパレルメーカー・・・ ボクはそのコンテを考えているのだ。 ボクに依頼が来ると言うことは・・・ クライ…

ボクは優れた探検家では、ないのかもしれない・・・

大海原に小舟を浮かべ、独り佇む・・・ 南風(はえ)が吹いてきた。 間もなく低気圧が生れて、海が荒れるだろう。 小魚たちも、深海に潜る前にプランクトンを食べるのに忙しい。 彼らにも生きる希望があるのだ。 その小魚の群れを上空のウミネコたちが襲う。…

風に聞け いずれが先に 散る木の葉・・・

まだ冬寒の抜けぬ武蔵野の雑木林・・・ 枯れ枝に、未だ散り遅れた木の葉が数枚・・・ 「風に聞け いずれが先に 散る木の葉」 漱石が唇から洩れた。 凍てついた野川に、帰りそびれた鴨が二羽・・・ 何を想うのか、じっと浮かんでいるのみ。 ボクもやがては、…

その女子学生は、素敵な男子だった・・・

昼下がりの郊外の電車に乗っている。 乗客はまばらだ。 駅に停まると、向かいの席に女子学生が座った。 うつらうつらしていたボクは、少女の足元を見る。 黒いローファーのシューズ・・・ 白いソックス・・・ 形の良い脚・・・ 制服・・・ 絵に描いたように…

ミクロの決死圏・・・ボクは肉体の中に入った!

ボクは宇宙船のようなロケットで旅をしている。 ボクの宇宙は、ボクの身体の中だ。 ボクの宇宙船は、激流に突っ込んで行った。 真っ赤な河の流れ・・・ ここは動脈だ。 いったい、何処まで流されるのだろう・・・ 流れがせせらぎになり、淀みに落ち着いた。 …

ボクの目は、人々の人生を写すカメラなのだ。

その冬の陽だまりの公園は、大都会の片隅・・・ ボクの目は、ルーズショットで広域を見つめている。 芝生を駆ける犬・・・ ベンチに座る二人の女性・・・ ジョギングしている中年の男・・・ 樹の下に眠るホームレス・・・ 止まっている噴水池の畔の女子学生…

アートとしてのエクスタシィを・・・

コウモリが飛ぶ薄墨色の空間・・・ 幻想に抱かれた裸婦たちのエクスタシィ・・・ 鋭い視線で咆哮する黒き豹・・・ そして、鎌首を振る錦へび・・・ このエロスの世界をコンダクトするオペラ座の怪人・・・ シュールな画家、クロヴィス・トゥルイユの描く極限…

恍惚・・・幻想の街へ旅に来た。

小高い丘から石畳の路が海へと下っている。 彼方に見え隠れする海は湾になっていて・・・ 小舟が幾つか浮かんでいる。 路の左右は、煉瓦造りの家並みが続いている。 家の庭先にはレモンの樹・・・ 街路樹はプラタナス・・・ ふと見ると、道端のベッドに美し…

禿げと皺は夢の数さ・・・

おじさんたちの大集団が駅前にいる。 なんだか、総決起集会のようだ。 ステージ上に、様々なおじさんたちが登場してアジテーションしている。 「負けた人間にしか分からないことの方が、人間にとって大切だ」 「権力の富は、多くの人々の犠牲のもとにあるの…

ボクはいつも、今が一番楽しいな・・・

武蔵野の雑木林を逍遥している・・・ 今年の春の訪れは、まだ先だけれど、小さな緑の蕗の薹が顔を覗かせている。 そこに、大勢の人々が丸くなって話をしていた。 人生を考えるシンポジュームだそうだ。 子供から老人まで一緒だ。 テーマは、「あなたの人生で…

怪獣と妖怪のダブルパンチ! しかしボクは・・・

大きな池、乃至は海の入り江・・・ 伝馬舟が数ハイ・・・ 船上の人々が、水面を覗きこんんで叫んでいる。 水中を巨大なシルエットが動いている。 10メートル程のサメかクジラか・・・ それは、テラノザウルスのような怪獣だった。 突然、そいつが船上の人々…

クラブでRAPを唄っているのだ!

パーライトの効いたステージエフェクト・・・ 閃滅する眩い明りにドラッグレスハイ・・・ クラブの中はエキサイティング・・・ ボクはセンターに飛び出す! もう、やるっきゃない! よっしゃ、得意のRAPをかましたろうか! 昔、六本木にベルファーレがあった…

ボク自身の、シュールな幻想世界・・・

月光を浴びて、ボブヘアーの美しいピアニストの演奏・・・ ピアチューレなアンダンテが、突如アレグロに変わった。 ピアニストはヘアーを振り乱し、恍惚のまなざし・・・ それまでの微風までが疾風と化し、ピアニストのドレスを剥ぎ取ってしまう。 彼女の柔…

夢の銀河鉄道に、家出した男たちが・・・

冬の冷徹な天空に、銀河鉄道の電車が停まっている。 一両編成の安普請の電車だ。 そこに、男がひとり、ふたり、さんにん・・・ 乗りこんでゆく。 どの男も、うつむいて無言で乗りこんでいる。 小さなバッグひとつで、男たちは、家出をしてきた。 今までの、…