河村シゲルの夢か現か日記

夢は自分自身で創る芸術作品、脚本・演出・セット・キャスティングなど全て1人で担当してます。「無意識の思考を意識に伝えようとしているのが夢」だと、あのフロイトが言っています。ボクは最近、夢を毎日見ています。だからもう一人の自分探しの旅のつもりで夢日記を書き続けることにしました。

2016-02-01から1ヶ月間の記事一覧

今、正しい日本のおじさんはいるか?

波の上に、ウミネコの親子が眠っている 小さな水音の中に春の光が射しこむ そんな風景の中でなぜだか おじさんの定義について想いを馳せている おじさんとは、ある程度の歳を重ねた お兄さんとお爺さんの間の世代だ 年齢的な線引きだと、女性の眼線では35歳 …

時の流れが落としたものを

多くの人に感動を与える キラーコンテンツを考えている 時の流れが落としたものを 一番後ろから拾って歩く 敢えて時代の流れに、おいてけぼりをくう 中島みゆきの世界観ではなく 人生のリアリティーが好きだ ボクはいつも時代のメタレーダーでいたい どこま…

心に雨の降る夜は

ネンネン コロリ ネンコロリ 物憂げにハスキーな 呟きのような歌が流れてくる ネンネン コロリ ネンコロリ 子守唄ではない これは死を迎える唄だ この超高齢化社会のテーマソング 寝ん寝ん ころり 寝ん ころり これはネガティブな高齢者用だ ポジティブな高…

ニッチな生きかたでいい…

街の雑踏で、ふと想う… それは誰にでもあるような ただの季節の変わり目の頃 人を蔑んだ言葉が、当たり前のように流れている ローパフォーマー あまり役に立たない人間のことらしい ボクから見れば、そう言う奴に限って 役立たずなのだが…まぁいいや 人間の…

死を意識したら、人間は変わる

本当の感動は饒舌ではなく 短く抑えた言葉がいい 言いたい言葉が無限にあろうとも それは飲み込んだほうがいい 短い的確な言葉は 聞く人の想像力を湧き立たせる 湧きあがった本物の感動は うねる波となって遠方まで伝わっていく 魂の波動のエネルギー 宇宙の…

ボクはリアルな存在ではない

ボクはボクの多重人格の一人に過ぎない 昨日のボク、今日のボクは分かるけれど 明日のボクは、ボクにも分からない 分かった振りをしているだけだ 誰も、そんなことは考えていないだけで 明日の事なんて、世界中のひとりとして分かっていないのだ 明日の運命…

人生の法則なんて単純なものだ

なんだか突発的に論語が浮かんだ 「過ちて 改むるに 憚ることなかれ」 これは小泉元総理が、発言の矛盾を追及されると 必ず使っていた便利な言葉だ この総理は攻撃的だったけれど防御も巧かった 確かに間違ったら改めれば良い 間違いを犯さない人間などいな…

熱き色彩へのオマージュ

洋上から見る島の山肌は、あかく染まっている 赤ではない、紅でもない、朱でもない それはイタリアのパッション ヴェスヴィオ火山の大噴火で失われた街 ポンペーイを覆い尽くした燃える溶岩流 その征服された大地の色こそポンペーイレッド 島の山肌は、すべ…

一人で背負う恐怖との闘い

森林の中のハイウェイ フォード、ダッジ、マーキュリーが風景を引き裂いて疾走している。ズシンと腹の底に響き渡るエキゾーストノイズ アメリカのハイウェイは直線が多い ニュージャージィからハドソン川に架かるブルックリン橋 その先はマンハッタンの超高…

春宵一刻 想いは千路に乱れて

温かな風の間に間に 地上の命の営みが始まっている あれほど堅かった桜の幹も ふっくらと柔らかく膨らんでいる 人間ひまになると、ひとの悪口を言うらしい 近頃の組織内には密告や陰の通報をさせる奴らがいるらしい そんな奴は、公益通報者保護法でぶちのめ…

遠く記憶の地平に去ったもの

ふと、来し方を振りむいて思う 見えるのはいつも、ごくわずかな出来事 感動するようなものは見えない 遠く記憶の地平の彼方に去っていったのだ あの久遠の記憶の地平に… そうだ、あの記憶の地平の果てまで行ってみよう ボクは歩きだしたのだ 幾つもの丘があ…

独裁者と杯中の蛇影

紫煙が流れ、安酒の匂いに包まれた場末のキャバレー 菊池章子に似た歌手が怠惰に唄っている 「株の流れに」 株の流れに 身を占って どこを買おうか なに売ろか すさぶ心で 迷うじゃないが 金の手持ちも 涸れ果てた こんな日本に 誰がした タバコふかして や…

あなたの眼にウロコはあるか…

ドブ川の流れる地下道を歩いている 大きなネズミが走って横切る 何とも言えない異臭 その時、漆黒の彼方から音楽が… M ダンス オブ ヴァンパイア ジム・スタイマンの作曲だ ということは…ここは… パリ オペラ座の地下室か… 聞こえてくる音楽はステージからだ…

柳生の剣道は 人道なり

「すべての病は口から入り すべての災いは口から出る」 これは確か野口英世博士の言葉だ 野口博士が、何のために言ったかは知らない ボクは大人の生き方として捉えている 人に意見を言いたがる奴に限って たいした社会勉強もしていない 意見をするのが親切だ…

熱き魂に とけこむものは…

浅き夢みし かわたれの頃 蒼き北極星の ゆらぎにも似て 冷気まといし風花が 天空に舞い散る音波を聞く 純白に尚 白を重ねた朝もやの中を 寒雀が群れて 一気に飛び散るさま 大輪の尺玉開花の如し 孤高の狼が 小高き丘に屹立し 気高い悲しみの嗚咽を漏らす 白…

なぜ、人は恋に落ちるのだろう

寒月、一条の淡い光を浴びて 肌もあらわに薄衣をまとい 片ひざをついたしどけない姿 優しい眼差しには高い精神性すら感じる それは縄文の少女の土偶 数千年の時を経ても尚 永遠の魂の気風がボクを圧倒する ボクは一瞬で恋に落ちた 縄文の少女に 最高の一瞬を…

ボクの科学的能力は6歳以下か(笑)

春先の昼下がりの公園に アインシュタイン博士のような髭もじゃの老人がいる 老人が言った 「近頃の大人の説明は難しい。いや、優しい事を難しく言いすぎる。 特に政治家と科学者は…」 なるほど、アインシュタインのおっさんはいいこと言う 「6歳の子供が理…

人は、人に忘れられた時に死ぬ

田舎道をぶらぶら歩いていたら 突然、道の駅のような建物がある 近づいて看板を見上げると… 宇宙百貨店と書いてある いったい何を売っているのだろう 興味深々で覗いて見る 宝石屋がある 大安売りの幟旗 ダイヤの指輪70%OFF 2000万円! なんじゃこりゃ ばか…

再び、ボクは鳥になった

ボクは、しばしば鳥になる 風に誘われて上昇気流を見つけ トンビのように輪を描きながら飛ぶのが好きだ 鳥になると、普段見えないものが見えてくる 遠くの方に都会のビル群が見える 近づいてビジネス街を俯瞰している ビルの中の人々は、本当によく働いてい…

テレビは笑う…なぜ?

なぜ、テレビは笑うのだろう 一日中、何処かしらのチャンネルが笑っている 安での出演者が笑わない時はスタッフが笑っている 程度の低いメディアに成り下がったものだ あそこまで笑うには、なにか訳でもあるのだろうか 元テレビマンのボクとしては考える ひ…

時の流れに…ふたり道

時代に浮かれた おいてけぼりが 今夜も慕情に 身を占って 小さな価値を 集めてた 時の流れの 落し物 拾い集めて 歩いてる ふたりで挑む 理不尽に からむ常識 非常識 答えは否と 言い続け 己が選んだ 貧しさに 生きる本能 黄泉帰り 愛と言う字は 封じ込め 秘…

残照 大自然の営みの中で

大海原に、目映い光跡を残して 夕陽の残照が山の端に落ちてゆく 大自然の営みを見つめながら 創作への想いを募らせる 一陣の浜風が身体の真ん中を貫いてゆく まるで世界が自分の中を吹き抜けるようだ 様々なものが聞こえ とりどりのものが見える 感覚的には…

ふたつの矢を持つことなかれ

つれづれなるままに 心に移り行く よしなし事を そこはかとなく書いて見ようと 吉田兼好の随筆 徒然草を真似てみる 初心の人 ふたつの矢を持つことなかれ これは徒然草にもある言葉だ 二本も矢を持っていると 一の矢を射る心に油断が生じて集中できないのだ…

青春は恋と革命に殉じて…

大きなターミナル駅前の雑踏 ビルの上から俯瞰している あの規則正しく歩く群衆は 自由なのだろうか 戦後70年、確かな自由の価値はあるか 方向を見失い、消失しているのではないのか 日本人の価値ってなんだろう この国の価値ってなんだろう 美しい日本を創…

男心に男が惚れる男

誰が言ったのだろう 「人生のすべては、ただ一瞬のつながり…」 様々な言葉が頭の中を鳴動している 「今は自分には、幸福も不幸もありません」 太宰治の人間失格だ 「木曽路はすべて、山の中である」 島崎藤村の夜明け前だ 「月は晴れても心ァ闇だ。お蔦 あの…

♬夢も楽しや横浜キッド♬

ボクは浜っ子 巷の子 港の灯りが消える頃 胸の灯りが灯を灯す 寂しい夜風に誘われて 悲しい節だよ口笛が 今宵のメロはビブラート そんなせつない港町 横浜キッドが唾を吐く 男の唾はマーキング 港はボクの縄張りだい なんだか言葉がひとり遊びして飛び出した…

ふるさとの港の見える丘に登りて…

港の見える小さな丘にいる ここはボクの生れたふるさと 黄昏が海面をつつむ頃 船の灯りが瞬きはじめる その刹那が大好きだった 疲れたカモメたちがアンカーロープに連なる 鯔背なボラが水面からジャンプする 重い油の混じった潮風に溶け込んだ娼婦の安い香水…

妖艶・生身のような文楽人形に…

妖麗な花弁は女の欲望を解放する 花の香りを裸身にまとって男を狙う 溢れるほどのエロティシズム 全身の官能が解き放たれる 女の巨大な欲望に、怯むことのない男は鬼だ 確かに鬼だ 「必ずや 吾を食いつくす 男なり 眼をあけしまま 喰われてやらむ」 エロスの…

悲しき権力者・ムスターファ

何処にでもいる困った男自分勝手で、望むことは何でも出来ると思っている♬ヤムスタファヤムスターファ♬現代の悲しきムスターファは独裁者を気取るそれも小さな小さな世間で小賢しい独裁者は、どいつもこいつも似たり寄ったりまず小さな権力を見つけると、し…