河村シゲルの夢か現か日記

夢は自分自身で創る芸術作品、脚本・演出・セット・キャスティングなど全て1人で担当してます。「無意識の思考を意識に伝えようとしているのが夢」だと、あのフロイトが言っています。ボクは最近、夢を毎日見ています。だからもう一人の自分探しの旅のつもりで夢日記を書き続けることにしました。

2015-12-01から1ヶ月間の記事一覧

ネットの時代は悪事 千里を走る

真冬の雑木林は、わくら葉の路 踏みしめた足裏に、悲しみの音がする 行く年も又、かくてありけり 来る年も又、かくてありなん 労働分割社会においては 歯車ひとつになりて、ただ廻るのみか… いや、違うと大きな落葉樹がつぶやく この、社会構造に立ち向かう …

せつない人生かくれんぼ

郊外の国道脇の公園で子供たちが唄っている ひよこがね お庭でぴょこぴょこかくれんぼ どんなに上手に隠れても 黄色いあんよが見えてるよ だんだん誰がめっかった その横で、おっさんたちが唄いはじめた 鬼さんがね 何処かで悲しいかくれんぼ どんなに上手に…

剣豪 宮本武蔵 五輪の書だ

なぜだか272年前にタイムスリップしている 霊気が充満する祠の中に独りの武士 微塵の隙もない、その立ち居振る舞い 宮本武蔵と直感した 剣の代わりに筆を持ち したためているのは将に五輪の書か… 地の巻 水の巻 火の巻 風の巻 空の巻 ボクは中でも水の巻が好…

君 死にたもうことなかれ…

思い詰めた顔つきの男がひとり 寒風吹きすさぶ断崖絶壁にたたずむ 地底から湧き上がる炎のように 荒れ狂う海の飛沫が襲いかかる 虚空を凝視するあの横顔 そうだ彼はロシア人のキリーロフじゃないか キリーロフだ まだ会ったこともないがキリーロフだ ドスト…

ボクの人生の全てが書いてある本だ!

ボクは今、一冊の本を手にしている 息を大きく吸いこんで、高い崖をよじ登る そんな気持ちでページをめくる これは、ボクだけの人生が書いてある本なのだ 自叙伝だけれど、ボクが生れた時にすでに この本も出版されている ボクの、ボクだけの歴史書 歴史のひ…

委縮と防衛の2015

女性たちが人生のギアーをシフトチェンジ それは将に女性革命 結婚を人生のプライオリティにしないこと 若者たちの非日常へのチャレンジ それは将に若者たち革命 引きこもりを堂々とカミングアウトすること 非常識にブンダーバル! それは自らの命をさらけ出…

来年…時代は、もはや戦前になるだろうな

いつ身体を張るかと言うのは、他人に教えてもらうことじゃない。 自分で考える問題だ ひとつだけ言えることは「義」を忘れるな 「義」に背くようなことはするな 横を向いたまま、その男はボクに呟いた 男は散るべき時に散らにゃいかん 逃げたら後で苦しむ こ…

ボクの中にいる 愛の痴人

中途半端な恋物語には飽きた 憧れたエロティシズムに溺れたい 身体の上を眩い光が万華鏡のように飛び交う エロスの愛の深淵を 小説空間に凝縮したい 遠のく追憶の日々 聖女をこの手で女に仕立て上げ 凄艶なる美をそなえた麗しの女に 悪魔的な意志を振りかざ…

勝ち負けではない勝負もあるさ

まるで弓の矢のように鋭く 寝床の中に冷たく蒼い月光が射しこんで来て あたりは霜の降りた草むらの如く 真っ白に光っている まるで李白の詩にある「静夜思」の情景だ ならばボクもそれを真似て 窓を開け放ち、遠くの山々を眺望し コウベを垂れて故郷を想う …

自分のカメラアングルで全ては変わる…

ボクは今、カメラを構えて何を撮ろうとしているのか? 渋谷のスクランブル交差点 青のシグナルで一斉に雑踏が蠢きはじめる ズームアウトのアングルでは雑踏の川の流れにしか見えない 思い切ってズームインする うつむいた女子高生がスマホでツイキャスでも見…

この時代のトリックスターは誰だろう?

目を閉じて、自分の時代を回想している ボクの生れた20世紀は、けっして良い時代なんかじゃなかった 戦中戦後生れ育った空は汚れていた ロックンロールはせつない事を楽しい振りして唄っただけ アイビーもコンチネンタルも西欧の真似に過ぎなかった 民主主義…

真冬の夜のメルヘン…

冬の入日の中に茜色の蜻蛉が立つ ありやなしやと、ただほのかに ここはどこだろう ボクは何処にいるのか 「汚れちまった悲しみに 今日も小雪の降りかかる 汚れちまった悲しみは 今日も風さへ吹きすぎる」 中原中也を口ずさみながら 怒りの人々が行き過ぎる …

詩的な想像力をまなざしと言うんだな…

日本家屋の小さな寝間… 仄かに小さく揺れる灯りの中に 角袖を腕組みをした男が座っている 床の中では、仰向きに寝た女が 静かな声でもう死にますと言う 女は長い髪を枕に敷いて 輪郭の柔らかなうりざね顔を その中に横たえている この光景をボクがモニターで…

自ら貧しさを求める若者の時代があった

郊外の道筋に大きなスーパーマーケットが出来ている 若者たちが列をなして吸い込まれていく スーパーCOSUPA 今、大流行のコストパフォーマンスの商品を取り揃えた店だ ここでは何でも売っている ファッションも音楽も恋愛も成長も夢も出産も人生さえも・・・…

あの鐘を鳴らすのは、どなた?

夕闇を切り裂くように 谷間の道を鐘の音が通り過ぎて行く 誰が打つのか、山寺の鐘の音が美しい 凛とした重みの中に清々しさがある 音色に一転の濁りもない 鐘の音はこうありたいものだ 吊り鐘を撞木で打つと、鐘の内部では様々な音がぶつかり合う 反響と言う…

寸鉄 人を刺す

花が落ちる 幾つもの花が落ちた 落ちた花が小さな言葉をつぶやく やがて、それが大きな言葉になっていく よーう シャン シャン シャン 男になりたい たい たい たい 男で生きたい たい たい たい そーりゃ 男で死にたい たい たい たい 男で死にたい たい た…

山の動く日…来たる

また故郷の砂山に来ている 「我、男の子 意気の子 名の子 剣の子 詩の子 恋の子 嗚呼 悶えの子」 大好きな与謝野鉄幹を口ずさむ 男として凛とした勇気を頂けるのだ そして、彼を一途に愛した与謝野晶子を想う 彼女の一節が浮かび上がる 「 山の動く日来たる …

生きる力は、如何に死を感じているかにあるのかな

鎌倉の天園から眺望する相模灘は広い 小学校から高校時代まで、この辺りの山並みはボクの遊び場だった 小春日和の中、建長寺の半僧坊へ下りながら ふと、川端康成を想い浮かべた かの文豪は何故に自死したのだろうかと… 「人間は生より死について知っている…

愛は鮮度が命だよ

枯れ葉の舞い散る北国のプラットフォームに うつむいた人々が降りてくる どの人もみんな無口でひとかけらの愛を握りしめている 賞味期限の切れた愛を… すばらしい愛の享楽に沈殿して 愛の本質を忘れた人々 愛は鋭い程の鮮度が命だ 昨日の人より今日の人を選…

ボクの思想は、神秘的半獣主義だな

沖合から見ると、半島を飾る紅葉もすでに赤黒く縮んでいる 洋上で釣りをしている 醸し釣りで青モノを狙っているが、この魚信はなんだかおかしい 5ヒロの針素を手にすると、かなり下へ下へと引き込む これは鯛特有の引きだ やがてタモ網で掬った魚は、4キロ…

作家に必要なシュールな視点…

真夏の避暑地 海辺の道を10数人の女性たちを連れて歩いている みんなボクに好意のまなざし 湘南ボーイのボクの日常 ビーチハウスに帰り、真っ先に裸でシャワー そこへどやどやと女性たちが乱入 ボクに羞恥心はなく、彼女たちに違和感はない このシーンから小…

得体の知れない怪物に美しい人魚が…

コスタエメラルダ… 煌めくエメラルドの海… おだやかな海面とは裏腹に… 海中では壮絶な死闘が… 美しい人魚がなにか巨大な怪物に下半身を呑みこまれている 彼女の長い髪が海中に乱れ 豊かな白い胸が恐ろしさに震えている その怪物は大きなイソギンチャクの様で…

可愛い尻っぽが見えてるよ♬

月光が鋭利な刃物のようにキリキリと光っている 鎮守の森が風にスローモーションに揺れる ご神木の陰に少年がひとり… 夜半の神社… 少年はかくれんぼをしていた 隠れん坊… 見つけてくれないから、いつまでも隠れている 少年はとても一途な子供なのだろう その…

女と男の身体に潜む神秘性の考察

師走の武蔵野の雑木林 小春日和の木洩れ陽がキラキラと美しい どこかで見た風景…デジャブー… 林の中の小さな沼の畔にいる 透明な水面 覗きこむと、フェリックス・ラピスが描いたようなシュールな裸婦がいた 幻想の世界のエロティシズム… そこにある神秘性… …

いい加減な男になりたいな…

日本人の心がお互いにギクシャクしてきたのは、いつのことだろう? そんなに遠い歴史の彼方ではないはずだ ついこの間のような気がする そうだ、ついこの間だ ついこの間…っていつだ? このいい加減な過去の時間の言い方を止めた時からだ 欧米のメートル法を…