ホテルだか学校だか、よく分からない建物の玄関先。
水道の蛇口がある。
水を出そうとするとボウイさんが、仔犬が沢山死んじゃうからやめて下さいと言う。
先日も沢山の仔犬が死んでいたそうなのだ。
不思議に思うが、水撒きを止めておくと突然、何かが飛んできた。
5センチほどの、よくよく見ると、真っ白な猿なのだった。
姿は結構、人間に近い。
頭に灰をかぶったようで、上手く飛べないでバタバタもがいている。
気持ちが悪いので、布切れで上から押さえつけて触ると、非常に硬い木像のような身体である。
その猿を掴んで繁々と顔を見ているうちに、こいつを飼ってみようかなと思い始めた。
猿を抱いて廊下を歩いてゆくと、左手の部屋から、また突然、頭が真ん丸なライト、
身体はカメラの三脚…のような得体の知れないメタリックな怪物が出て来た。
背丈は人の高さで、かなり素早い動きをしている。
こいつは、ある意志を持った生物のようでロボットではないと直感。
今まで見たロボットとは、全く動き方が違う。
ボクと意志が通じているが如く、アクションがスムーズなのだった。
腕の中の白い猿も、大騒ぎしている。
これが宇宙人なのか、いやそうに違いないと思った。
(これで目が覚めると、まだ寝てから2時間しか経っていなかった。宇宙人にも会えるなんて、夢は本当にすばらしい。最近は眠るのが一番の楽しみだよ(笑))