河村シゲルの夢か現か日記

夢は自分自身で創る芸術作品、脚本・演出・セット・キャスティングなど全て1人で担当してます。「無意識の思考を意識に伝えようとしているのが夢」だと、あのフロイトが言っています。ボクは最近、夢を毎日見ています。だからもう一人の自分探しの旅のつもりで夢日記を書き続けることにしました。

教室で授業中…なかなか良い講義じゃん(笑)

「企画力なんてものは、不意に頭の扉が開いて、引き出しが出て来てさ、その中にイメージやカラーやワードが見つかるんだな。

こいつがインスピレーションなんだよ。この自分だけのインスピレーションは、君たちの頭の無意識のドアーを少し開けておかないとだめなんだよ。」

これは、何かの本で読んだ言葉を、適当に綴り合わせたものだろうけれど、なかなか良いこと言うじゃんと、思いながら喋っている。

窓から首都高速が見えるから、日本脚本家連盟スクールの放送作家クラスの授業だ。

生徒は見慣れない奴が沢山いるが、真ん前にドーンと座っているのは、若林くんだ。

相変わらず、ギロッとした眼でボクを見つめている。

「先生、先生のインスピレーションは、いつ出るんですか?」

若林くんが鋭い質問をする。

「そんなもん、分かってりゃ苦労しないさ」

この答えじゃ、この男は納得しない。

「でもさ、プロはいついかなる時でも、出さなければいけない。その為には、日頃の勉強、情報のインプットが大事なんだよ」

ありゃ、若林くんが寝てる。

やばい、ボクの授業はつまらないんだな。

「精神とは何だと思う?」

ボクは寝ている奴らに質問する。

誰も答えない。

「精神は目に見えない大自然だ」

「何でですか?」

若林くんが、むっくり起きて質問する。

「ありゃなんでだっけ?」

えーと、なんだっけ?えーと、えーと・・・

頭が混乱して、覚醒した。

(寝入り端に見た夢だった。すぐに目が覚めたので、自分の講義の台詞を枕もとの紙にメモして、再び寝た。朝起きて、読み返して、へーこんなこと喋ったんだと可笑しくなった。)