砂漠を走ってきた長距離バスを降りると・・・。
そこは、見慣れない外国の日本人街だろうか。
広いストリートの裏路地に日本の木造家屋の雑貨屋や食堂、煙草屋、駄菓子屋などが、肩を寄せ合うようにある。
なんだか中華街の匂いもする。
いったい、どんな人々が住んでいるのだろう。
ボクは歩いて、その小さな町に立ち入った。
原っぱでは、10人ほどがゴムボールで手打ちの野球をしている。
その時、気が付いた。
野球をしているのは、子供も居れば、老人も、おばさんも青年も、しかも黒人、白人、東洋人が一緒くたなのだ。
外野を守っていた少年が、ボクに言った。
「崖の上の洋館に、仲間が閉じ込められているんだ」
「わかった、君は野球をしていなさい」
ボクは、その崖の上の3階建ての、ディズニーのお化け屋敷のような洋館にたどり着いた。
外壁をよじ登り、階上の窓から鉄の縄梯子を伝わって大広間に降りた。
そこには数百人の人々が閉じ込められていた。
やはり、黒人、白人、東洋人…様々な民族の、様々な年齢、性別、ライフスタイルの人々がいる。
これがダイバーシティな仲間たちなんだな。
ボクは納得して嬉しかった。
ボクたちは、玄関のドアーを蹴破って、外の芝生に飛び出した。
なんだか、映画のような、ヒーローになったような。
そうだ!
このシーンの歌を創ろう。
「ダイバーシティなワルツを唄おう」
タイトルは決まった。
メロディは・・・など真剣に考えていたら、夢だと気が付いてしまった。
(なんと、まともで真面目な夢…自分で言うのも変だけれどね。でも、理由は単純、
寝る前に、今、手がけているダイバーシティ・マネジメントについて考えいたのだった(笑))