河村シゲルの夢か現か日記

夢は自分自身で創る芸術作品、脚本・演出・セット・キャスティングなど全て1人で担当してます。「無意識の思考を意識に伝えようとしているのが夢」だと、あのフロイトが言っています。ボクは最近、夢を毎日見ています。だからもう一人の自分探しの旅のつもりで夢日記を書き続けることにしました。

海のハンター。スキンダイブで狩猟するが・・・。

降りしきる雨の微かな音が頭上に心地よく聞こえる。

ギターのトレモロのような響きだ。

ボクは今、海中を探索中なのだ。。

ここはボクの大好きなダイビングスポットのひとつ、千葉県館山湾の南側にある沖の島だ。

海底の岩の形でそれと分かる。

お気に入りの水中銃(マンディアル・コンペティション1000)を構えて水深3メートル程の海底で、50センチの舌ヒラメを仕留め、岩陰に隠れていた2キロの黒鯛もゲットした。

次は真鯛か、すずきのメーター級の大物を狙おうと、ボクの穴場であるポイントへ潜って行った。

若布が密集する水深5メートルの岩棚は、ヌメヌメしてなんだか気持が悪い。

この先が10メートル程の断崖になっていて、その海底近くに大物がいるのだ。

やっと、海中の断崖の縁にたどり着いた。

ボクは一旦浮上して、スノーケルで新鮮な空気をたらふく吸い込んだ。

雨の匂いが混ざっていた。

そして、海底に向かって一気にフィンを蹴りまくった。

ウエットスーツとウエイトのバランスもばっちりだから、海底には10秒もすれば到達するだろう。

しかし、いくら潜っても潜っても海底が見えて来ない。

海水の色だけが、ライトブルーからグランブルーに変わったが・・・。

ボクは、ジャック・マイヨールか?

もう、300メートルは来たぞ。

これって、世界記録じゃないのか?

その時だった。

鯨か象のような鳴き声がして、ボクの前に巨大な怪物が現れた。

大きさは5メートル四方・・・

四方と見えたのは、そいつは絨毯の様に横になって泳いでいるのだ。

厚さが1メートルくらいだ。

横になっているから片目しか見えないが、目ん玉がサッカーボール程もある。

その怪物は、事もあろうに、そのデカイ目でボクにウインクしたのだ。

ボクも思わず水中メガネの中で、ウインクを返した。

そう言えば、どこかであったことがある。

どこだろう・・そうだ、思い出した。

ここだ、ここの海だ、この場所だ。

いつだっけ?いつだっけ?

思い出した時には、目が覚めてしまっていた。

(夢の中のデジャブなのだろうか?ボクは40年ほど前、スキンダイブに凝っていたことがある。毎週何処かの海へ潜りに行っていた。でも、水中銃が禁止になってから辞めた。ボクは狩猟が好きだったのだ。夢の怪物のような奴はマンボウだ。あの頃も沖の島で出会っていた。3メートル程だったけれど・・・)