河村シゲルの夢か現か日記

夢は自分自身で創る芸術作品、脚本・演出・セット・キャスティングなど全て1人で担当してます。「無意識の思考を意識に伝えようとしているのが夢」だと、あのフロイトが言っています。ボクは最近、夢を毎日見ています。だからもう一人の自分探しの旅のつもりで夢日記を書き続けることにしました。

社会に放て!カリカチュアの矢を・・・

NYの45番街かな。

なんだかネイビーの無機質な街並み。

ちょっと、ビルの陰には危険な匂いがする。

そこそこの女史がハイヒールで歩いているが、竹馬に乗っているように前のめりで似合わないな。

良く見ると妖艶な娼婦のようだ。

好色そうな中年男が、細身の洋傘かなんか持って、似合わないな。

ふたりはふれあい、もつれ合い街をさ迷っている。

エロスと社会の機構の狭間に押し込められ、その谷間に身を寄せ合っているのだ。

二人の姿は、この街ではカリカチュアされ、出すぎた杭のように扱われている。

でも、そうだろうか・・・

ボクは二人の姿を見つめながら、想う。

二人は、この社会を決して侮辱していない。

ただ、この巨大化した文明に、ふたりのエロスが虐げられているだけなのだ。

自然のエロスが、社会に追いやられているのだ。

文化の担い手たちよ。

この街のアーティストたちよ。

今こそ、カリカチュアの矢を放て!

エロスの歪みこそ、社会全体の歪みなのだ!

出る杭は打たれ、変わり者が追い払われる社会にこそ、カリカチュアの矢を放て!

良く見ろ。

中年好色男と、前のめり娼婦の笑顔は、健康そのものじゃないか。

人間への愛情こそ、エロスの開放なのだ。

(わおっ!現在午後13:45分。これはたった今、昼寝で見た夢だ。パソコンで原稿書きしていて、思わず寝てしまった。しかし、演説しているような夢だったなぁ。)