河村シゲルの夢か現か日記

夢は自分自身で創る芸術作品、脚本・演出・セット・キャスティングなど全て1人で担当してます。「無意識の思考を意識に伝えようとしているのが夢」だと、あのフロイトが言っています。ボクは最近、夢を毎日見ています。だからもう一人の自分探しの旅のつもりで夢日記を書き続けることにしました。

まるでアクション映画のように・・・

南からの夜風が温るい。

小さな漁港の港内には、はだか電球がひとつ灯っているだけ。

その電球の明りが照らす海面には、光に寄って来た小魚とクラゲがひとつ。

数隻の小型漁船が舫っている。

兄弟の漁師が、伝馬船で釣りの支度をしている。

二人には以前、会ったことがある。

九州の博多湾だった。

そこに住む、兄弟の漁師とチャリコの底引き網漁をやったことがある。

博多弁で言うアッパラパンな素敵な兄弟なのだ。

それが、なぜここに・・・

その時、ボクは背後に人の気配を感じて身がまえた。

大柄な屈強な男が、ボクに殴り掛かってきた。

ボクは格闘技が大好きだし、でかい相手の方がやりやすい。

大柄な奴はパンチのスピードがないから、よけられるし、急所もでかいから攻めやすいのだ。

ボクはそいつのパンチをウイービングで交わして、軽くダッキングから得意の右フックからの左ストレートのコンビネーションを見舞ってやった。

奴はもんどりうって海に転落した。

そこへどやどやと、見るからにシカゴのマフィアみたいな服装の男どもが走ってきた。

どうやら、兄弟の漁師を探しているようなのだ。

ボクは舫いだ漁船に身を隠して、次の策を考えている。

ここで、小林旭ならどうするかな・・・

石原裕次郎ならどうするかな・・・

ボクは高校生の時、赤木圭一郎が好きだったな・・・

さぁ、どうするかな・・・

こりゃ、日活のアクション路線だぜ。

なんて事を真剣に考えていたら、目が覚めちゃった。

残念。

(ボクは時々、こんなシリアスなアクションドラマを空想するのが好きだ。

空想は、どんな世界へでも行けるし、主人公にもなれる。その空想がデフォルメされて、夢になった時は最高に幸せな気分なのだ。そう、今日の朝のようにね(笑))