河村シゲルの夢か現か日記

夢は自分自身で創る芸術作品、脚本・演出・セット・キャスティングなど全て1人で担当してます。「無意識の思考を意識に伝えようとしているのが夢」だと、あのフロイトが言っています。ボクは最近、夢を毎日見ています。だからもう一人の自分探しの旅のつもりで夢日記を書き続けることにしました。

超高齢化社会とはなにか・・・もしかしたら・・・

道に迷って、たどり着いたのはジャングルに囲まれた小さな村。

樹の陰から、そっと覗くと・・・

村人たちが、大騒ぎしている。

お祭り・・・

そうでもなさそうな雰囲気だ。

村の広場の真ん中に、大木が一本。

そこに、大勢の村人がよじ登っている。

それは、みんな高齢者たちだ。

登れずに、無気力に立ちすくむ老人。

途中で、力尽きて落下する老人。

すると若者たちが現れ、力を合わせて、その大木を揺すり始めた。

枝に掴まっていた老人たちが、ばらばらと落ちてくる。

樹に残ったのは、ほんの少数の老人だけ。

この少数の老人だけが、村に残ることが出来るのだ。

あとの老人たちは、ジャングルに捨てられる。

残った村人たちが、歓声をあげている。

何と、残酷な・・・

いや、待て・・・

ボクの住む社会も、結局はこういうことではないのだろうか・・・

美辞麗句で、どう着飾ろうとも、これが生きるものたちが造る社会の本質だ。

ボクはいつまで、あの木の上に残っていられるだろうか・・・

よし、体力をつけなくちゃ・・・

ジムで筋トレだ・・・

本を読まなくちゃ・・

飯を食わなくちゃ・・・

寝てる場合ではない・・・

起きろ・・・

起きろ・・・

起きろ・・・

本当に起きちゃった。

(福祉社会とか、高度医療とかのオブラートに包まれているが、社会の本質は弱肉強食なんだね。時代がどうなろうと、これは変わらない。命の大切さを叫びながら、ヒューマニズムが崩壊して行く近未来が見えている。日本の超高齢化社会を、世界が固唾をのんで見つめているのだ。)