河村シゲルの夢か現か日記

夢は自分自身で創る芸術作品、脚本・演出・セット・キャスティングなど全て1人で担当してます。「無意識の思考を意識に伝えようとしているのが夢」だと、あのフロイトが言っています。ボクは最近、夢を毎日見ています。だからもう一人の自分探しの旅のつもりで夢日記を書き続けることにしました。

ジャックナイフ…あの日の物語

いつものように家の前の砂浜で夕焼け空を見ている

江の島の西浜から少女がひとり

波打ち際を歩いて来る

ダークブルーのタイトなツーピース

今年の不良少女の流行り服だ

彼女がボクの前まで来た

目が合う

紅い夕焼けに彼女の瞳は涙で輝いていた

その時だった

西浜をこちらへ走って来る数人の影…

腰越の不良たちだ

ボクは少女の手を掴むと、松林の中へと走った

ここはボクの勝手知った隠れ家なんだ

身を隠せる砂山の下に潜る

男たちの足音が間近に迫る

ボクはポケットのジャックナイフを握りしめた

しかし、男たちはボクらの真上を通り過ぎて行った

ボクは彼女をそっと抱きしめた

(高校生のボク…この物語に近いことが現実にあったな。ジャックナイフはファッションのようにみんな持っていたっけ。タイトなスタイルの彼女はやがてトップアイドル歌手になったよ。誰だかはヒ・ミ・ツ(笑))