また故郷の砂山に来ている
「我、男の子 意気の子 名の子 剣の子
詩の子 恋の子 嗚呼 悶えの子」
大好きな与謝野鉄幹を口ずさむ
男として凛とした勇気を頂けるのだ
そして、彼を一途に愛した与謝野晶子を想う
彼女の一節が浮かび上がる
「 山の動く日来たる かく言えども人われを信ぜじ。
山はしばらく眠りしのみ。
その昔において 山はみな火に燃えて動きしものを。」
与謝野晶子は、閉じ込められた感情を言葉にした
そして、自我を解放させた
山の動く日…来たる
人々が命のたいまつに灯をともし始める
空が赤々と燃える
今、何をすべきかはすぐに分からなくとも
何をすべきでないかは歴史が教えている
山を動かすときが来た
(今こそ時代は与謝野晶子を必要としている。大切な人の為なら大きな権力にさえ抗った人。肝のすわった言葉と言う最終兵器は強力だ。その上彼女は11人も子供を産み育てた。ボクには真似は出来ないが(笑) 精神は大いに継承したい。)