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河村シゲルの夢か現か日記

夢は自分自身で創る芸術作品、脚本・演出・セット・キャスティングなど全て1人で担当してます。「無意識の思考を意識に伝えようとしているのが夢」だと、あのフロイトが言っています。ボクは最近、夢を毎日見ています。だからもう一人の自分探しの旅のつもりで夢日記を書き続けることにしました。

宵待ち草のやるせなさ…

冬の風に揺れる枯れ木に

一羽の百舌鳥が…

その表情に悲しみはない

冬の百舌鳥は頼もしく堂々としている

突然、古竹を引き裂くような音が…

寒雷

真冬の雷は乾いている

不思議と恐怖心が起こらない

こんな状況の中で絵を描く男がひとり

モデルの少女は矢がすりをまとっている

お葉さん…

なぜだろう、ボクは彼女を知っている

美しい、いや、美しすぎる人だ

哀愁を含んだ瞳

憂いに染まる頬

小さなため息のもれる唇

そして、しな垂れかかるような仕草

お葉さんに違いない

その彼女が突然、キャンバスの中にいる

お葉さんは絵の中の人になった

そして、その絵に筆を走らせる青年

まさか、竹久夢二…

待てど暮らせど 来ぬ人を

宵待ち草のやるせなさ…

詩人で画家の夢二…

川端康成は夢二の絵を評して

生身の女の身体に自分の絵を描いた…と言った

つまり、モデルと寸分違わない絵を描くということだ。

まるでリアルな写真だ

そうか、この男があの…

と、もう一度目をやったら男はいなかった

木枯らしに百舌鳥

天空に寒雷

壁にお葉さんの微笑む額縁がひとつだけ…

(昨夜、宵待ち草の歌を口ずさんでいた。そして竹久夢二を想っていた。彼はとにかく女性にもてたそうだ。数えきれない程の女性が彼の人生を彩った。そして、彼はその女性たちを絵の中で彩った。

これも男冥利ってやつなのかなぁ)