河村シゲルの夢か現か日記

夢は自分自身で創る芸術作品、脚本・演出・セット・キャスティングなど全て1人で担当してます。「無意識の思考を意識に伝えようとしているのが夢」だと、あのフロイトが言っています。ボクは最近、夢を毎日見ています。だからもう一人の自分探しの旅のつもりで夢日記を書き続けることにしました。

快楽を人生の目的と決めた男

僕はひたすら快楽のために生きてきた
如何なる種類の苦悩も悲哀も
僕の人生の体系の中には含まれていない
これはボクの言葉ではない(笑)
オスカー・ワイルドだ
見せかけの若さの為に人間は
如何に大きな代償を払うことになったかを
メルヘンタッチで描いた小説
『ドリアン・グレイの肖像』
快楽を人生の目的と決めたオスカーは
若さを如何に継続するかが最大の関心事
でもボクは、若さを快楽を味わう為の
便利な条件とは思わない
そのように誤解されている節もあるが(笑)
若い頃、放蕩の限りを尽くし
中年には、並ぶものなき名声を博し
晩年には、聖人になろうとしたのは
トルストイだった
性欲こそ人間の不幸の根源だと
純潔の生活を実行するもできなかった
老人の醜さ
嫉妬に狂う男の生々しい姿
『クロイツェル・ソナタ』
トルストイが60才過ぎてからの作品だ
イヤー洋の東西を問わず
男の一生はつまらない苦労をするものだな
男が歳を重ねても
聖人なんぞになれないのは
近頃の政治家や経済人を見てれば分かるね
(ちなみにトルストイの結婚生活は、48年間に13人の子供がいた。彼の人生、前半は天国、後半は地獄、晩年は何度も自殺衝動に駈られ、何度も家出したと言う。あー、歳は取りたくないものだ!)