満開の梅の花
その小枝に鳴くウグイス
なぜだか、足元は海になっていてニシンが泳いでいる。
その風景をスマホで撮ると・・・
それは突然、絵画になった。
タイトルは「春告げ花鳥魚」
なかなかいいねと、自己満の極み・・・
シュールな画家、ポール・デルヴォーの「春」にも負けてない。
その時突然、絵画の中に少し大きな鳥が飛び込んできた。
美しいホトトギスだ。
いきなりウグイスを蹴散らして、その巣の中に座り込んだ。
「おお!これがホトトギスの托卵ってやつか!」
ホトトギス・時鳥・不如帰・・・
こいつには、いろいろな書き方があったっけ・・・
可愛い顔をして、トカゲを食っている。
なんだか怖い鳥だ。
自分で巣を造らず、ウグイスの巣を奪い取る。
そして、自分の卵を産んでウグイスに育てさせる。
なんだか、人間の社会にもこんな女性がいるよなぁ。
かわいい女には棘がある。
気をつけなくっちゃねー。
(東京の桜も開花して、いよいよの春。それで夢がこんな映像になったのかな。
「あの声で トカゲ食らうか 時鳥」 室井其角の句がある。
それを夢でパクッたようだ。)