事件が起きた。
何だかわからない。
子供が関係しているらしい。
犯人が子供なのかも知れない。
事件発生後、30分以内に犯人はマクドナルドに立ち寄っているのだ。
マックと言っても、田舎の食堂・・・又は寂しいローカル鉄道のひなびた駅舎のような暗い店だ。
ボクはなぜだか、その店内にいる。
つまり、犯人と行動が同じなのだ。
だから、二度目の事件発生の時は、胸がドキドキ鼓動が治まらなかったくらいだ。
もっとも、事件の内容が、ボクにはよく分からないのだが・・・。
ボクは、シャーロックホームズのように、時には探偵ポアロのように店内を見張っている。
よく考えて見ると、ボクは犯人の顔を知らない。
そうすると、やばいぞ・・ボクが犯人なのか?
パトカーが飛んできそうな予感がした。
ボクは、急いでマックを飛び出し、車を運転して現場から遠ざかった。
かなりのスピードでハンドルを切りながら、走り続けた。
住宅地に走り込んだ時だ。
「島田さんの家で、何かがドスンと落ちたのよ」
と、何処かの奥さんの会話が聞こえた。
「えっ、島田さんの・・・」
ボクは運転しながら、その会話に参加してしまった。
島田さん、どうしているかなぁ。
島田さんに会いたいなぁ。
ボクは、マガジンハウスの島田 始さんを思い浮かべて、目が覚めたようだ。
(何かの事件に巻き込まれる、追われる…と言うシチュエーションは夢にはよくあるパターンらしい。今回の事件は、誰が犯人なのか?分からないのだが、ボクの人生の座右の警句がある。「誰がカモだか分からない時は、自分がカモだ。」)