プロ野球を内野席で観ている。
何処の野球場だか分からないが、天気はいい。
ジャイアンツの坂本が左中間に、大きなライナーを打った。
本人は、ホームランになると確信したのか、全く走らない。
弾道は低い。
外野スタンドの前で、何回かバウンドして、転がるようにスタンドに入る。
実に不自然な入りかたなのだった。
エンタイトルツーベースになるのか…それとも・・・
審判団が集まって、協議しているが決まらない。
ボクは打球の入った外野席へ行ってみた。
すでに二人の外野手も入り込んで、球を探している。
外野は、なぜだか麦畑になっていた。
何処に球があるのか、分かりにくい。
麦畑を四つん這いになって探していると、選手たちが皆でウンコをしていた。
イチローや田中やダルビッシュや村田や中村がウンコをして楽しそうだ。
「きみもするならボクもする。
関東の連れウンコ・・・」
中学校の大野先生の口癖を思い出す。
ボクもしゃがんでウンコをしていたら、目の前に打球があった。
突然、球審がやってきてアウトを宣告した。
麦畑から、いっせいに拍手と歓声があがった。
(なんじゃこりゃの夢だったなぁ。中学生の時は野球部だった。レフトの後ろは麦畑で、よく先輩にタマ拾いをさせられた。今年の夏はトイレとウンチのイベントが多いそうだ。子供のワークショップにウンチ作りもある。いよいよ、時はウンチなり。)