河村シゲルの夢か現か日記

夢は自分自身で創る芸術作品、脚本・演出・セット・キャスティングなど全て1人で担当してます。「無意識の思考を意識に伝えようとしているのが夢」だと、あのフロイトが言っています。ボクは最近、夢を毎日見ています。だからもう一人の自分探しの旅のつもりで夢日記を書き続けることにしました。

初代!テレビ旅番組リポーターがリボーン(笑)

突然、シーンは旅番組の撮影現場。

旅館の和室の窓から、鏡面のように静かな湖。

乙女の像が見えるから、十和田湖だ。

ディレクターのマキオさんが、カメラマンとカットの打ち合わせをしてる。

食事のシーンだ。

お膳に並んだ料理を見て・・・

「十和田の名物料理はどれ?」

と、ボクが聞いた。

ボクがこの旅番組のリポーターなのだ。

「それが、ないんですよ。ヒメマスくらいしか・・・」

宿の若女将が言う。

「当たり前の料理を食べるのは、面白くないな」

と、ボク。

「そうだ、この十和田湖のヒメマスをりんご酢で〆てください。それを林檎の中身をくり抜いて器にしてください・・・そうだ、料理の名前は乙女の滴がいいな」

ボクは、勝手に新しい郷土料理を造ってもらって、撮影した。

「露天風呂入りましょうか」

マキオディレクターが言う。

「いいねー」

ボクは素っ裸で風呂に飛び込んだ。

「あのー、バスタオルを巻かないのですか?」

宿の若女将が叫んだ。

「バスタオル巻いて風呂に入るのは、日本の文化ではありません。第一汚い。」

マキオさんが言った。

「そう、見せちゃいけないところを見せないで写すのが、プロのカメラマンです。それを演出するのがプロの演出家です。」

ボクは、当たり前のことを言った。

ボクとマキオさんとカメラマンの眼が合って、にっこり、ほっこり、良い気分になった。

(わおっ!なつかしい時代のアーカイブ映像の夢だ。そう、実を言うとボクはテレビ東京(当時は東京12チャンネルテレビ)の初代の旅番組レポーターなのです。まだ、ハンディVTRカメラなどない時代。16ミリフィルムで撮影していました。でも、ボクは不味いものは不味い。美しくないものは汚いと、はっきり言うレポーターでした。ディレクターのマキオさんは既に他界されています。夢でお会いできて嬉しかったなぁ。)