海辺の砂浜に夜が更けてきた
ボクたち…そう佐瀬と百田と谷口と秋山…
上智大学の軽音楽部のバンド仲間たち…
ソフィア・マンボリーノ
ラテン音楽専門だ
今夜は、のもごすくきごげんなダンパー
ボクたちは、なんでも言葉をひっくり返して使う
今、流行りなんだ
流行りはいつも自分たちで創るものさ
のもごすくきごげんなダンパーは…
ものすごく、ごきげんな、ダンスパーティー
佐瀬のクラベスがラテンのクラーベ2ビートを刻む
ブラジルで流行っているツースリーをスリーツーできやがった
ボクもすかさずコンガでスリーツーに合わせる
中に細かく6連のリズムなんか入れちゃってさ
そこに百田がボンゴで追っかけて来た
谷口がギターでメロディラインを乗せてくる
イパネマの娘♬
それに秋山がウッドベースで彩りをつける
ボクたちは、適当にソロパートを奪い合い、アドリブを楽しんでいる
砂浜では、なおんどもがバンサーを踊りまくってるぜ、サンバだ
のもごすくきごげんなダンパーだぜ
きごげん…
ごきげん…
今の若者達のやばいに似てるなぁ…
そういやぁ、ボクたちも使ってたよ
ばいやーなんて…
つまらない事、考えてたら目が覚めちゃった
くそっ!もうすこしコンガ叩きたかったなぁ♪
(こりゃ、きごげんな夢だったなぁ。ボクの大学生活はコンガを叩いていただけだったなぁ(笑) それで落第も何度もやったけれど楽しい学生時代だった。話し言葉は逆さ言葉が音楽仲間の日常だった。まいうーとかずいまーとか…石塚は知らないだろうなぁ)