Eyes of Venus
ヘビメタなロックが聞こえている。
背徳の瞳
愛と美の女神であるVenusを、小室哲哉は背徳の象徴にした。
だからV2の、この曲には、あふれるばかりのエロスがある。
ボクは今、パソコンを開いている。
深い林に包まれた、コテージのベランダにいる。
突然、書きたい衝動に襲われ、キーボードを叩いている。
理性は部屋の中に置いてきた。
美学や道徳は、クローゼットに仕舞い込んだ。
さぁ、純粋な精神的思考を文字に創っていくのだ。
シュールリアリズム・・・
さぁ、湧きあがれ。
ボクのインスピレーション。
幻想の宇宙に、何の束縛もいらない。
強烈なエロティシズムに溺れるような一瞬。
エロスの花弁が草原に飛翔する。
真っ黒な蝶が追いかける。
ありったけの愛をぶちまけるのだ。
Eyes of Venus
ヘビーなドラムスに全身が痙攣する。
逞しいホワイトタイガーに寄り添う全裸の乙女。
ボクはここまで一気に、パソコンを叩いた。
そうか、タイトルはどうしよう・・・
アバンギャルドな光彩を放つやつがいいな・・・。
さて、さて・・・
「独占!男の時間」・・・って。
ボクは何を考えているんだ。
ここで眠りから覚めてしまった。
(明け方、夢だと気が付いた。飛び起きて夢の記憶をパソコンに打って、再び寝た。
ボクは何を書きたかったのかな。本当はエロスよりも、男の姿、生きかたをシュールに描いてみたいのだけれど・・・。)