大きな川端の石段に座って考えている。
空にはぽっかり綿のように柔らかな雲が浮かんでいる。
クラウドか・・・
あの雲の中に、何か創ってみたいな…と考えている。
SNSのプラットフォーム。
そうだ、日本人の心に残るアーカイブを創ろう。
日本人の心の記録の保管所だ。
何を保管してあげようか・・。
自分物語?
エピソード?
それよりこれがいい!
アイデンティティだ。
日本人ひとりひとり、誰にだってアイデンティティはある。
アイデンティティを持つことには、格差がない。
差別もない。
ひとりひとりのアイデンティティは自由な宝物だ。
それをアーカイブしてあげたい。
永遠に保管してあげたい。
アイデンティティ・アーカイブス
オペレーティング・システムはアンドロイドがいいな、やっぱり。
それじゃ、googleに相談しなくちゃ・・・。
えーと。スケジュールは・・・
その前に、このアイデアをメモしなくちゃ・・・
この時、一気に目が覚めてしまった。
(日本人のアイデンティティ・アーカイブス・・・。これは面白い企画だと、目覚めてからも自画自賛している。夢の中の企画は荒唐無稽に思えるけれど、それは自分の感性や感覚のディフォルメ・・・。夢も面白いビジネス・チャンスだな。今日は放送作家クラスの授業がある。生徒たちにそれを教えてあげようかな。)