夜のしじまの中を夜間飛行・・・
ジェット気流に乗って、ボクは何処へ行こうとしているのだろう。
今夜のディスティネーションを求めて・・・。
漆黒の宇宙空間には、満天の星の様々な絵模様。
文学的な香気すら漂う、星たちのエロティックな瞬き・・・
密やかな悪のニュアンスを漂わせる、地上の街の灯り。
窓に近づく悪の陰影は眠るエゴイスト・・・
Dolce Vita・・・
甘い生活・・・
フェデリコ・フェリーニなら、この空間の刹那をどう表すのだろう。
夜は人を官能の世界に誘う。
溺れるのも、また人生・・・
すべてを捨てるのも、また人生・・・
眼下にエゾテリックな誘導灯が見えて来た。
もう、躊躇はいらない。
レオノール・フィニの描く「現在の彼方」へ・・・
発酵するエロスの極致を求めて・・・
(胸がときめくのを、久々に感じた。今朝は5時半に目覚めたが、メールチェックしてもう一度、目を閉じた。その時の夢がこれ・・・。二度寝して良かった(笑)
残念なのは、あの謎めいた空港にランディング出来なかったことだな。)