小さな露天風呂に入っている・・・
見上げると、空には満天の煌めく星たち。
温かな湯船に身を沈め、大きな吐息をひとつ・ふたつ・・・
しかし、この露天風呂の周りはうるさいな。
電車の音や、救急車、チンドン屋のラッパの音まで聞こえてくる。
まぁ、そんな些細なことは気にしないで、考え事でもしようかと・・・
DC500年、インドのゴータマ青年が悟りをひらいたそうだ。
俗にオシャカ様と呼ばれてる人だ。
この世で確実に信じられるものは、生・老・病・死。
生きとし生けるもの、人も全てこのサイクルで終わると・・・
だから、どんな恋も終わりがあるのだ。
突然、そんな観念に包まれた。
恋は先を急がない方がいい。
ゆっくり、小さな刹那を積み重ねて、愉しめばいい。
苦しい恋や哀しい恋など、ナンセンスの極みだ。
恋は心の眼を閉じてするのがいい。
眼を閉じて、夢を追い続けるから恋が出来るのだ。
眼を開けてしまったら、色々な現実が見えてしまう。
恋は非日常のものだ。
恋は晴れの遊びだ。
恋に理屈や論理は馴染まない。
恋は二人きりのフィクションでいい。
現実を持ちだすから、辻褄が合わなくなるのだ。
恋は結婚の為のストレッチではない。
そんな恋を出来る奴が、どれほどいるのか・・・
まず、その心を共有出来る相手に巡り合うのが、至難の業だな。
などと、考えていたら眠くなってきた。
眠ろうかな・・・
と、夢の中で考えていた(笑)
(昨夜は寒かった。風呂に入って居眠りするほど暖まった。そして眠りの中でまた、風呂に入った。そして、朝、目覚めたら喉が猛烈に痛くて声が出ない。夢の中で喋りすぎたのかな(笑))