河村シゲルの夢か現か日記

夢は自分自身で創る芸術作品、脚本・演出・セット・キャスティングなど全て1人で担当してます。「無意識の思考を意識に伝えようとしているのが夢」だと、あのフロイトが言っています。ボクは最近、夢を毎日見ています。だからもう一人の自分探しの旅のつもりで夢日記を書き続けることにしました。

自分の、思うようにならないものと付き合う・・・

南西の風に叩かれた海・・・

その激しいエネルギーが巨大な波を造って押し寄せている。

幾重にも連なった大波には、サーフボードでは歯が立たない。

まず、パドリングで沖へ出られない。

こんな日は、地元のボクたちは板で作ったボディボードで挑戦する。

この板切れで、荒れ狂う波をくぐり抜け、沖に出る。

他所者が尻尾を巻いて逃げた海・・・

この時が、地元のボクたちのパラダイス・・・

小さい時から、この波で何度も溺れた。

巨大な波に海底に叩きつけられ、気が遠くなったことも数えきれない。

でも、波乗りはやめられない。

自分の思うようにならないものと付き合う・・・

自然と遊ぶと言うことは、そういうことなんだ。

自然は、ボクの思うようにはなってくれない。

その我儘な自然と遊ぶことが愉しいんだ。

ビーチボーイの哲学かもしれないな。

荒れ狂う海の中には、自由が見つからない。

でも、少しでも自由が欲しいんだ。

ビーチボーイの自由とは、巨大な波の中で技が使いこなせることだ。

一瞬でも、波を制御することだ。

自分の技を自在に使いこなすことなんだ。

子供の頃から、何回も何回もチャレンジして身体が覚えた技術なんだ。

いちいち、頭で考えなくても身体が確実に反応することなんだ。

ボクの思う自由って、こういう事だと思う。

鵠沼海岸も風が益々強くなってきた。

潮吹雪で江の島も見えない。

絶好の波乗り日和だぜ!

トキワもヨコもオケも居る。

いくぜー!幼友達四人組!

あくで、すげぇ、波だへっ!

(この夢の中のボクは、いったい何歳なのか・・・それが分からない。仲良しの幼馴染はシルエットだった。

でも、一番無謀な波乗りをしていたのは高校生の頃だったな。こんなふうに波の良い日には学校休んじゃったもんね(笑))