河村シゲルの夢か現か日記

夢は自分自身で創る芸術作品、脚本・演出・セット・キャスティングなど全て1人で担当してます。「無意識の思考を意識に伝えようとしているのが夢」だと、あのフロイトが言っています。ボクは最近、夢を毎日見ています。だからもう一人の自分探しの旅のつもりで夢日記を書き続けることにしました。

ボクの川 ボクの橋

西方橋の下を片瀬川が流れている揺れる水面にボクの記憶も浮かんでいる橋のたもとに初恋が引っかかっていた子供の頃を想い出す何も言いだせなかった、あの頃悩みの後には、いつも楽しみがあったな日暮れが近づき、龍口寺の鐘が鳴ると夜のしじまが忍び寄って…

夢の銀河鉄道…の・ようなもの

オラ オラデ シトリ エグモ トシ子は虚空を見つめて呟いた この言葉のワンシーンが時折、ボクに舞い降りる オラ オラデ シトリ エグモ そう言ってトシ子は、夢の銀河鉄道に乗り込んだ 大好きな兄、賢治の胸から飛び出して… 銀河鉄道は死者を乗せて走る ジョ…

我が人生のカタルシス…

冬の陽は、気忙しく天空を横切って 山稜に傾く小さな刹那にも 未練を残さず西に落ちて行く 昨日もそうだった 落ちる間際にたなびく雲を 一瞬だけ淡い茜色に染めぬいて それこそ太陽神の、この世へのカタルシス 浄化なのだろう 今、人々の気持ちは 上げ潮の川…

女と男とキャンドルライト

淡い夕焼けの終章のように キャンドルの灯りが瞬いている それを見つめて想う キャンドルは儚い愛の象徴… 一陣の風で消滅してしまうもの だから、いとおしい 人々はキャンドルを憂いの瞳で見つめる 街道筋の街かどのバスストップに女と男 時折、風が舞い上が…

デビッド・ボウイの決断…

決断について考えている 産業革命以降、人間は自分たちが作ったものと 闘い続けると言う無駄な日々を過ごしている 昨今の宗教戦争 直近の原発事故を見れば分かるだろう そろそろ、この時代への決断の時だ 決断か…決断… 形容すれば石川啄木的生きかた 啄木は…

宵待ち草のやるせなさ…

冬の風に揺れる枯れ木に 一羽の百舌鳥が… その表情に悲しみはない 冬の百舌鳥は頼もしく堂々としている 突然、古竹を引き裂くような音が… 寒雷 真冬の雷は乾いている 不思議と恐怖心が起こらない こんな状況の中で絵を描く男がひとり モデルの少女は矢がすり…

無から無へ 人生と言う名の旅路

鎮守の森に漂う、ものの怪を感じている この気配は死霊 妖怪の類ではない 清々しく優しく柔らかい この神社の気配は、日本の心を宿している 脈々とやまと心を伝えている これが鎮守の森の気配だ これを肌で感じ、エネルギーを得る ボクにとってはアイデンテ…

この宇宙に 愛は存在するか…

睦月の寒月から 一条の光が雑木林を射し通す それが道になり、遥か遠いもののふの昔日に ボクの心をいざなう ボクは、猛悪な武将の甲冑を投げ打ち しばしのやすらぎを求め 凛とした幻影の気配に身を沈めた 愛・・・ 確かに今、ボクは愛に包まれている 愛は物…

勝つ極意は 徳川家康にあり

目の前に、居ない敵に視線を合わせる その敵が、何処に居るのか 至近距離か遠いのか そこに視線を合わせることを「目付け」と言う 架空の相手に目付けをしながらシャドーボクシングをする これはボクシングだけではない 剣道も空手も柔道も、目付けが大事だ…

表面はウソ 中はホント

寒い 寒い 寒いよ 寒の雨にとけて、消え入るように歩くのは… 風流には程遠いけれど 風雅の顔を造って装う 世界は何でできているか考えながら… 力ずく、弱者いじめ、独裁者ごっこ… この三つで全てが語れる小さな世界 すれ違う女は毛皮のマリーに似てたな 表面…

偉くなる必要などなかったのだ

偉くなる必要などなかったのだ ふっと、そんな想いが心に回遊してきた 随分、長い道のりを歩いたものだ 来し方の景色が巡る 走馬灯のように ボウ、坊や、お前、君、あなた、先輩、アニキ、師匠、先生… 呼ばれ方も、随分替わった まるで出世魚のように でも、…

人生を楽しむのも才能のひとつ

野原で子供たちが楽しそうに遊んでいる 見ていると、子供は小さな事に楽しさを見つけている 何でもかんでも、遊びにしてしまう名人だ あのまま、大人になったらいいだろうな と、思ってここまで生きて来た 途中、つまらない大人に成りかけたけれど そんな欲…

馬鹿がいない世の中は、つまらない

逆風に向かってたたずむ男がひとり その背中に風狂の人生が浮かぶ 規格外れ 世間外れ 人道外れの 破天荒な生きざま つまり外道だ 「俺は馬鹿だからなぁ」 その男の口癖だ 近頃、俺は馬鹿だからと自分で言う男が居なくなった ちょっと前までは、結構いたもん…

今年の目標は 一日10回の感動!

なんだか新年早々だと言うのに 机の前に座っている しかも、パソコンではなく手書きで書いている 久しぶりに開いた自分のオリジナル原稿用紙 気の効いた言葉のひとつも用意しなくては… 講師をやっていると、同じ言葉は使えないし… 年の初めは、言葉創りから…

闘いの極意は相討ちにある

めてにちがたな ゆんでにたづな このフレーズは子供のころに覚えたらしい 何かの拍子に泡沫のように浮かんでは消える 今、ボクシングのリング上にいる 青コーナーだからボクがチャレンジャーなのだろう チャンピオンの入場を待ちながら、例の言葉が浮かんだ…

未知と言う名のボクだけの道

轟音で空を見上げる 大型の飛行機の大編隊が… それも機体に派手なペインティング ボクはスマホで撮影を試みるが上手くいかない 写真などどうでもいいや スマホを投げ捨てて自転車に乗る なぜだか後輪だけで、一輪車にして これが快適だ 野を越え山越え大都会…

ネットの時代は悪事 千里を走る

真冬の雑木林は、わくら葉の路 踏みしめた足裏に、悲しみの音がする 行く年も又、かくてありけり 来る年も又、かくてありなん 労働分割社会においては 歯車ひとつになりて、ただ廻るのみか… いや、違うと大きな落葉樹がつぶやく この、社会構造に立ち向かう …

せつない人生かくれんぼ

郊外の国道脇の公園で子供たちが唄っている ひよこがね お庭でぴょこぴょこかくれんぼ どんなに上手に隠れても 黄色いあんよが見えてるよ だんだん誰がめっかった その横で、おっさんたちが唄いはじめた 鬼さんがね 何処かで悲しいかくれんぼ どんなに上手に…

剣豪 宮本武蔵 五輪の書だ

なぜだか272年前にタイムスリップしている 霊気が充満する祠の中に独りの武士 微塵の隙もない、その立ち居振る舞い 宮本武蔵と直感した 剣の代わりに筆を持ち したためているのは将に五輪の書か… 地の巻 水の巻 火の巻 風の巻 空の巻 ボクは中でも水の巻が好…

君 死にたもうことなかれ…

思い詰めた顔つきの男がひとり 寒風吹きすさぶ断崖絶壁にたたずむ 地底から湧き上がる炎のように 荒れ狂う海の飛沫が襲いかかる 虚空を凝視するあの横顔 そうだ彼はロシア人のキリーロフじゃないか キリーロフだ まだ会ったこともないがキリーロフだ ドスト…

ボクの人生の全てが書いてある本だ!

ボクは今、一冊の本を手にしている 息を大きく吸いこんで、高い崖をよじ登る そんな気持ちでページをめくる これは、ボクだけの人生が書いてある本なのだ 自叙伝だけれど、ボクが生れた時にすでに この本も出版されている ボクの、ボクだけの歴史書 歴史のひ…

委縮と防衛の2015

女性たちが人生のギアーをシフトチェンジ それは将に女性革命 結婚を人生のプライオリティにしないこと 若者たちの非日常へのチャレンジ それは将に若者たち革命 引きこもりを堂々とカミングアウトすること 非常識にブンダーバル! それは自らの命をさらけ出…

来年…時代は、もはや戦前になるだろうな

いつ身体を張るかと言うのは、他人に教えてもらうことじゃない。 自分で考える問題だ ひとつだけ言えることは「義」を忘れるな 「義」に背くようなことはするな 横を向いたまま、その男はボクに呟いた 男は散るべき時に散らにゃいかん 逃げたら後で苦しむ こ…

ボクの中にいる 愛の痴人

中途半端な恋物語には飽きた 憧れたエロティシズムに溺れたい 身体の上を眩い光が万華鏡のように飛び交う エロスの愛の深淵を 小説空間に凝縮したい 遠のく追憶の日々 聖女をこの手で女に仕立て上げ 凄艶なる美をそなえた麗しの女に 悪魔的な意志を振りかざ…

勝ち負けではない勝負もあるさ

まるで弓の矢のように鋭く 寝床の中に冷たく蒼い月光が射しこんで来て あたりは霜の降りた草むらの如く 真っ白に光っている まるで李白の詩にある「静夜思」の情景だ ならばボクもそれを真似て 窓を開け放ち、遠くの山々を眺望し コウベを垂れて故郷を想う …

自分のカメラアングルで全ては変わる…

ボクは今、カメラを構えて何を撮ろうとしているのか? 渋谷のスクランブル交差点 青のシグナルで一斉に雑踏が蠢きはじめる ズームアウトのアングルでは雑踏の川の流れにしか見えない 思い切ってズームインする うつむいた女子高生がスマホでツイキャスでも見…

この時代のトリックスターは誰だろう?

目を閉じて、自分の時代を回想している ボクの生れた20世紀は、けっして良い時代なんかじゃなかった 戦中戦後生れ育った空は汚れていた ロックンロールはせつない事を楽しい振りして唄っただけ アイビーもコンチネンタルも西欧の真似に過ぎなかった 民主主義…

真冬の夜のメルヘン…

冬の入日の中に茜色の蜻蛉が立つ ありやなしやと、ただほのかに ここはどこだろう ボクは何処にいるのか 「汚れちまった悲しみに 今日も小雪の降りかかる 汚れちまった悲しみは 今日も風さへ吹きすぎる」 中原中也を口ずさみながら 怒りの人々が行き過ぎる …

詩的な想像力をまなざしと言うんだな…

日本家屋の小さな寝間… 仄かに小さく揺れる灯りの中に 角袖を腕組みをした男が座っている 床の中では、仰向きに寝た女が 静かな声でもう死にますと言う 女は長い髪を枕に敷いて 輪郭の柔らかなうりざね顔を その中に横たえている この光景をボクがモニターで…

自ら貧しさを求める若者の時代があった

郊外の道筋に大きなスーパーマーケットが出来ている 若者たちが列をなして吸い込まれていく スーパーCOSUPA 今、大流行のコストパフォーマンスの商品を取り揃えた店だ ここでは何でも売っている ファッションも音楽も恋愛も成長も夢も出産も人生さえも・・・…