河村シゲルの夢か現か日記

夢は自分自身で創る芸術作品、脚本・演出・セット・キャスティングなど全て1人で担当してます。「無意識の思考を意識に伝えようとしているのが夢」だと、あのフロイトが言っています。ボクは最近、夢を毎日見ています。だからもう一人の自分探しの旅のつもりで夢日記を書き続けることにしました。

2015-01-01から1年間の記事一覧

SNSは神が創った安全地帯だ

大都会を鳥瞰している おびただしい人間たちが蠢いている ここは小さな国家らしい 凝視すると格差社会なのだろうか、何かで二分されている 貧富・男女・年齢・民族・宗教・職業…違う この国の中には、あちこちにスペースがある 安全地帯と言う名のSNSのスペ…

塵中に人あり…野村秋介さんだ!

利休鼠色の天空 群青の海面は僅かなうねりを留めている その狭間に激しく降る雪 「俺に是非を説くな激しき雪が好き」 どこからか男の声がする 俺に是非を説くな… ボクの大好きな言葉のひとつ… この言葉の主は野村秋介さんしかいない 戦後の新右翼の代表的な…

小さな権力にしがみつくケン肉マンの増殖

近頃、世間に増殖中のちっぽけな権力者に出会った 小さな街の小さな建物の中で・・・ 組織が小さかろうが大きかろうが、権力者は生れる 生れるなんて神聖なものではないな 脱皮すると言う方が適切だな または豹変かな 君子豹変って奴だ それを絵にかいたよう…

横浜は真っ赤に燃えている・・・

横浜の丘陵、庚台の実家の庭に立っている 足元には黄金町から伊勢佐木町 その先は元町から横浜の港 左は野毛の山 手前には東小学校 赤門のお寺も見える 目を閉じた 茄子の匂いがするから夏なのだろう 庭といっても一面の畑だ いつも、ばあちゃんが木からもい…

真白き富士の嶺 緑の江の島 通称片瀬のぽんたと発します

漆黒に研磨された硯石のような路 黒光りの路を歩いている 足元にボクの姿が映っている 思わず背筋を伸ばす この路はボクの人生だと気がついた 後方を振り返ってみる 何もない そうだろう…ボクは過去などに興味がないのだから 前方を見つめる 何もない そうだ…

己より勝る友を探し求める人生の旅路…

月日は百代の過客にして行き交う年もまた旅人なり 芭蕉の言が身に沁みる齢ひ 一天払ふが如く吹きすさぶ風に 下弦の寒月落ちて日々冷気加はる 晩秋の萩尾花 水面に垂れ 黄昏の微光 樹間に漂ふさま言わむ方なし 日々 寒気加はる時期 己が行く道 未だ定かならず…

西欧のアート作品を文化だとは思わない…

なんだか隠微な香りのする部屋に入る ピアノに抱かれた女がいた それは抱かれていると言うより奪われている ピアノが彼女を愛撫しているのだ 愛をぶちまけている いつかどこかで見た光景… 記憶のアーカイブスが高速で廻る そうか、アンドレ・マッソンだ シュ…

洋上にて、懐かしい船たちに出会ったが…

かはたれ時の相模灘 ドーンパープルの東の空にまばゆい朝日が昇る 茜色の光跡が天空を透射する リフレイン 故郷の海は時に黄泉還る 大自然の色彩感覚は鮮やかだ 更に、ボクの記憶が色を一段と鮮やかにしている ボクは小さなディンギーで波のまにまに浮かんで…

オールド爺海兵隊の結団式

荒涼たる富士山の裾野 枯れ尾花が風に舞い踊っている よいしょ こらしょ よいしょ こらしょ 不ぞろいの掛け声で隊列を組んだ軍人が行進してる 近年、結団された祖国を守る海兵隊である 一個死団 60歳以上なら参加できる オールド爺海兵隊 特典として、病院…

大切なのは美しさを感じる力だと思う…

暗闇の中からまた、あの音楽が流れて来た ♬ Mr lonely ♬ 宇宙空間の風に洗われて星座が煌めく ボクは無重力の雲まくらに漂いながら… 懐かしいあの頃へ流れて行く 大好きなシチュエーション まなざしって大切だと思うな ものが、どう見えているかだもの… 決し…

スポーツの価値と目的についての考察

いつもの砂山に寝そべっている 古来より考え事をする時、偉人たちは石の上に座ったりした ボクはせいざもあぐらも嫌いなので 寝そべって沈思黙考を常とする 生きている限り、人間の悩みや苦しみはなくならない なぜなら、この地球に生存する限りにおいて全生…

おお!電通の企画会議…なんだけれど…

企画会議らしい 以前の築地電通の古い会議室のようだ 無機質な、ただ広いだけの… スポーツ文化部の勝田部長や新井 満さんもいる 会議のレジェメを見ているが、クライアントもコンセプトも分からない 「こんな会議やめましょうよ」 ボクの提案に勝田部長は即…

大都会の雑踏より独り泰然と群れを離れる

閑話時を移す刻 都会の群衆雑踏ほとんど歩むべからず 事の意外なるに愕然たるのみ 好奇の目にさらされる我ひとしお哀れなる感あり ひとり泰然と群れを離れれば 行くべき処を知らず 頭上に十三夜の月冴えわたり さらさらと、只さらさらと笹の葉音 晩秋ならで…

月は夢…6ペンスは現実…

ピタピタピタピタ… ゆりかごのような心地よい揺れと 母の鼓動のような音に目をあけると そこは無人島だった なぜそう思ったか… ボクは無人島に漂着した空想をするのが好きなのだ ボクが漂着した小さなホワイトビーチ 彼方には椰子の木のジャングル 野鳥の甲…

スクリューボール・コメディな人生を…

大きな河の岸辺に裸で立ちつくしている 遥か彼方に雪を纏った富士山が見えるから大井川だろうか 轟々と水かさを増した流れは早い ボクにはまだ向こう岸まで泳ぎ切れるエネルギーがあるだろうか 目を閉じて自問自答 そして飛び込んだ 鼻から入ってきた水で脳…

余は当たるも八卦の陰陽師にござる(笑)

闇夜に稲光と共に雷鳴が響き渡る いずこからより龍笛の調べが… すると、一転俄かに黒雲が流れ去り、むら雲の月夜 鈴の音をビブラートしたような、甲高い龍笛の響に呼応して 鼓のハイテンションなリズム まるでサンバのように身体を熱くさせる そこに独りの人…

おお、オーケストラの指揮者になってる!

何処かで聞いたことのある曲だ 運動会で… いや、何かのコマーシャルソング カステライチバン デンワワニバン サンジノオヤツワ 文明堂だ でも、ボクの目の前には交響楽団がいる 全員がブラックスーツのオーケストラ この曲は歌劇 地獄のオルフェからの「天国…

寒秋の暁星ひとつ東にありて想ふ…

庭樹の梢に未だ月残り 寒秋の暁星ひとつ東にあり 夜未だ明けず我想ふ 昨日またかくてありけり 明日も又かくてありなむ 然るに今日を如何に歩むか 落ち着かぬ尻に帆を挙げて 独り悄然と向かう湘海の浜 潮の寄せる節奏 風もまた冷なり 渚は清く浜は白く さぎり…

山を下りる幸せと快感に…

なんだか知らないが、愉しい気分で目を開ける 突然、鼻の奥まで沁みわたる氷河のかほり 天空には真っ白な光線がクロスに輝いている 朝の陽光だ ボクの足元の小さな岩石 それはボクの山のてっぺんの印… ボクはボクの山の頂上に立っている 周囲の峰々、山々も…

作家もすなる文語体というものを、あすび人もしてみんとてするなり。

群青たる海原に漁火淡く見ゆ 磯辺の松原に水鳥来鳴きて 未だ一炊の夢覚めやらぬ我は 窓によりて、朝暁を求めぬ 東の彼方天空は玄紫に滲み出で やがては茜へと転化す 下界の夜明け前は心も虚ろにして 人みな充日の在りようを確保せず 嗚呼、我も又天賦の如才…

アントニオ猪木の新必殺技!

突如、後楽園ホールにいる 格闘技の殿堂だ もっとも昔々、ここでスター誕生なる電視番組を収録してたので ボクには馴染みがある 汗と涙のすえた匂いも覚えている 突如、ボクはホール中央のリングの上に居る エッ、プロレスかよ… ボクシングじゃないのかよ… …

砂山に寝転んで、空に染まる17歳の心…

鳥瞰で見えるのは、ボクの砂山 小さい頃から、独り遊びをしていた そう、ボクはなによりも独り遊びが好きだったな 砂防林の松林に武器庫をこしらえ まだ見ぬ敵との戦いを夢見ていた 砂浜にはカニや潮吹き貝や無数の海虫もいた 一人ぼっちは、寂しくはなかっ…

粋なテキヤの姉御に感じた郷愁…

秋祭りの太鼓がテンテケテン 合わせる笛がピーヒャララ テンテケテンのピーヒャララ テンツクテンのピーヒャラピーヒャラ 沢山の提灯や雪洞が灯った神社の境内 元気なテキヤのおっさんの口上 子供たちの嬉しそうな嬌声 ボクの大好きな場所 見世物小屋もまだ…

幻想的な未知の深淵にエロスの香り…

波にたゆたう小舟のように 心はいつも、ものの気配を探している すると、おもむろに動き出すものがある それにつれて、かすかな音が聞こえる 胸の動悸とシンクロするかすかな音 何処からともなく透明な香りが漂ってくる エロスな極彩の微粒子 にび色の海は、…

いまだ覚めず池塘春草の夢・・・

馬上で、ライフル銃を左手に掲げ草原を走り回っている 夜はたき火で肉を焼き、草枕だ 真っ白な髭の爺さんが、アルマイトのカップでコーヒーをくれた ウイッシュボーンじいさんだ! ローハイド! カウボーイはいいなぁと、幸せいっぱいでまどろむ 波の音で、…

そこは、悲しみ女の吹き溜まり…

上弦の月の蒼白い燭光に照らされた庭園の植草に オリオン座流星群の無数の閃光が突き刺さる その度に、奥の林間に浮き上がる人の姿… 闇夜に鴉の鳴き声 「やばい」 なんて言いながら嫁に行ったはずの、その女は 母の形見の料理本をそっと鞄に詰め込んでいる …

虚飾を甘く包み込む、大人の恋…

芳しい匂いは香りとは違う 溺れるほどの耽美な匂い 理性を投げ出す、めくるめく匂い 頽廃と背徳の匂い 夜風に漂ってきた匂いに振り返ると… 自堕落を装う湯上りの女が… まだ濡れている洗い髪を削り 真っ赤な床に裸身を横臥する まだ濡れて匂う黒髪 甘いバーチ…

「もういいかい…」 ボクはつぶやいて旅に出る…

仮面をかぶった男が、左手に持ったステッキ それを振る動きに、女たちが共鳴して蠢く どの女も仮面の下に恍惚の表情をしてる 漆黒の豹が二頭、銀色の双眸を光らせているが 全裸の女たちは恍惚の姿態をゆるめない 将に幽玄、幻想の世界 エロスの絶頂こそ死の…

歪められたエロスの反逆者として…

新宿駅の西口辺り ボクは小田急ハルクのベランダから雑踏を俯瞰している 大群衆の中に、男と女の圧倒的違いを感じている 男は誰も彼も、抑圧された社会機構の中で、自己を失って見える 女は誰も彼女も、社会の歪みに気付き自己を主張し始めているようだ 女の…

文(ふみ)と言う女性の名前に、心を惹かれるのはなぜかな…

都会の雑踏の中で、時に素敵な女性に出会う そんな時、その女性の名は、いつも文と言う 結髪に、うなじのきりりとした人だ 憂いを含んだ瞳には、いつも悲しみが残っている ボクは文という女性が愛おしい アンティークなインテリアのカフェ 話し相手もなく、…